30日、英国政府が原発事業への中国の参加を拒否する姿勢を強めている。近年、英国政府は中国との協力関係を促進させてきたが、首相交代により状況が一変した格好となった。資料写真。

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2016年8月30日、環球時報によると、英国のテリーザ・メイ首相率いる英国政府は29日、ヒンクリーポイントC原子力発電所計画に中国の出資を継続させるが、それ以外の原発に中国が関与することは安全保障の観点から検討を要するか、あるいは拒否する意向を示した。今後、中国は英国の原子力事業には関われなくなる可能性が高くなった。

英タイムズ紙によると、中国が参加を許されるのはヒンクリーポイントC原発のみで、今後建設が予定されているエセックス州のブラッドウェル原発への参加は再検討となり、サフォーク州のサイズウェル原発への参加は拒否される見通し。

ヒンクリーポイントC原発は英国にとって30年ぶりの原発新設計画。ブラッドウェルB原発には中国の第3世代原子力発電技術「華龍1号」が採用される予定だった。近年、英国政府は中国との協力関係を促進させてきたが、首相の交代により状況が一変した格好となった。

英フィナンシャル・タイムズは、英国の原子力発電所事業への参加で、中国は華龍1号など自国の原子力技術の信頼性を高め、日本やフランスといったライバル国に比肩する存在であることをアピールする狙いがあったと指摘している。(翻訳・編集/岡田)