『4つの性格タイプから見つける いつの間にか人生が変わる服』(みなみ佳菜/ディスカヴァー・トゥエンティワン)

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 20代の頃、モード系の服ばかり好んで着ていたら、「怖い」「喪服みたい」とよく言われた。それでも、「わたしはモード系が好きなんだ!」と、合コンなどにも頑なにモード系の服を着ていったのだが、いま思うと、どれだけのチャンスを逃したことかと後悔している。

 自分が着たい服を着ればいい。確かにそれも一理あるが、『4つの性格タイプから見つける いつの間にか人生が変わる服』(みなみ佳菜/ディスカヴァー・トゥエンティワン)の著者は、「内面と外面の不一致」が縁を遠ざけると指摘する。外から見た印象と実際の中身が違うと、相手は「あれ? こういう人だと思ったのに、なんだか違うな」と違和感を抱いたり、「ちょっと不思議な人だな」と距離を置きたくなったりしてしまうというのだ。

 逆に、内面と外面が一致した服を着ていると、自分らしさがストレートに伝わり、縁を引き寄せるという。そのためには、まず自分の内面を知ること。本書では「4つの性格タイプ」チェックシートをもとに、似合う服の見つけ方を指南している。快活・お茶目「ポップキュートタイプ」、自然体・落ち着き「シックナチュラルタイプ」、優しい・献身的「ソフトフェミニンタイプ」、存在感・凛とした「クールシャープタイプ」。それぞれのタイプに合わせた服選びをすることで、自分らしさを伝えることができるという。

 筆者はチェックシートの結果、「ポップキュートタイプ」。元気で明るい印象の色や柄で、はつらつとした魅力を表現すべきとのことだ。モード系は卒業したものの、一年中“冬”のようなダークカラーを着ているため難易度は高いが、思い切ってピンクのカーディガンを買ってみた。すると、初対面の人の前でも驚くほど自分らしく振る舞うことができ、なんと恋の予感も…! 本書で繰り返し述べられている、「顔回りは白で“レフ板”効果」を実践して、インナーに白を着たのも良かったように思う。

 また、「TPOに合わせた服」とよく言われるが、“TPPO”が大切だと著者は指摘する。「いつ(Time)どこで(Place)何をする(Occasion)」に、「誰と(Person)」を加えるのだ。自分が心地いいだけでなく、相手にとっても心地いいと思ってもらえる服装をすることで、「私はあなたのことを大切に考えています」という最高のメッセージが送れるという。TPPOと併せて押さえたいのが、「フォーカジ」。フォーカジとは、フォーマル&カジュアルの略。5段階で、フォーマル、セミフォーマル、ビジネス、オフィスカジュアル、カジュアルに分け、相手に心構えを伝えることの大切さを著者は説く。

 本書には、性格タイプ別のコーディネート例が多数、掲載されている。本書を片手にクローゼットを見直し、本当に似合う服選びの旅に出てはいかがだろうか。

文=尾崎ムギ子