Facebook、ニュースフィード上にタテ型動画を表示へ。さらに“音声あり”の動画自動再生もテスト中

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Facebookがタテ型動画に対応したのがおよそ1年前のこと。それ以来、ユーザーはスマホなどで撮影したタテ型動画でも簡単に投稿・視聴できるようになりました。ただし、フィード上では正方形にトリミングされた形で表示され、動画をタップすることでタテ型全体を視聴できるスタイルがとられてきました。

そんな中、Marketing Landの記事によると、フィード上でのタテ型動画の表示がまもなく開始されることが明らかとなりました。動画広告やライブ動画を含むタテ型動画が、iOSおよびAndroidユーザーのニュースフィード上にタテ型のままで表示さることになります。(具体的には縦横比3:2の状態でフィード上に表示され、タップすることで拡大し、さらに動画の右上に表示される矢印をタップすることでタテ型全体を視聴することができるとのことです。)

その背景として同記事では、Facebook上のタテ型動画は“音声あり”でより長い時間視聴される傾向が高く、ユーザーの高いエンゲージメントが得られているためだと推測しています。

従来の動画よりもタテ型動画がユーザーに受け入れられるということは、タテ型動画が動画フォーマットの有力な選択肢のひとつに加わることを意味します。しかし、マルチチャネルで動画マーケティングを展開する企業にとっては、チャネルごとに動画フォーマットを最適化することがますます求められることになりそうです。

さらにこの先の展開として、今後もタテ型動画がユーザーから高く評価されることが証明されれば、Facebookではヨコ型よりもタテ型動画を優先するアルゴリズムが採用され、YouTubeなどからシェアされたヨコ型動画の表示頻度が下がる可能性も考えられます。そうなれば、これまでタテ型動画に踏み込めなかった企業も、いよいよタテ型にトライする動きが出てくるかもしれません。

▼タテ型動画についてはこちらの記事もご覧ください。
「注目トレンドの「タテ型動画」って実際どうなの?!そんな疑問に答える国内最新動向と取り組むべき3つの施策」

“音声あり”での自動再生は受け入れられるのか?

また先週には、オーストラリアの一部のFacebookユーザーに対して、“音声あり”で自動再生される動画(広告)をテスト配信し、ユーザーの反応を見ているというニュースが流れました。

過去に実施されたさまざまな調査で、音声ありでの動画の自動再生はユーザー体験を低下させる可能性があると言われており、またFacebookでも動画の80%が“音声なし”で視聴されていることから、Facebook自身も、字幕の追加など音声がなくても伝わる動画の制作を推奨してきました。

しかしその一方で、Snapchat上の動画広告の3分の2が“音声あり”で視聴されていることが最近明らかとなりました(参考)。

より良い動画体験を提供するために、Facebookもさまざまな可能性を探っているのかもしれませんが、“音声あり”の自動再生が果たしてユーザーに受け入れられるのか、今後の動向に注目です。