南ドイツ、バイエルン州ンの州都ミュンヘン。

いつも観光客でにぎわうこの街の2大ランドマークが、ネオ・ゴシック様式の壮大な市庁舎と、ネギ坊主のようなユニークな頭の塔をもつフラウエン教会です。

市庁舎とフラウエン教会のそれぞれに街を見渡せる塔がありますが、それでは2大ランドマークのうち、いずれかが欠けてしまうことになります。

しかし、市庁舎とフラウエン教会の両方を望む、もっともミュンヘンらしい風景が見られるスポットが別にあります。それがペーター教会の塔。ミュンヘンでどこか一ヵ所だけ塔にのぼるなら、間違いなくペーター教会がおすすめです。

ミュンヘンのへそ、マリエン広場から延びる路地、リンダ―マルクトを少し入ったところにあるペーター教会は、その起源を13世紀にさかのぼる、ミュンヘンでもっとも古い教会です。

高さ92メートルの塔の上から見るミュンヘンの風景は壮観。塔への入り口は教会の入り口とは別になっていて、塔の横の売店で入場料を払います。

294段の狭い階段を歩いてのぼるのは大変ですが、そのぶん塔の頂上に着いて視界が開けたときの気分は爽快です。塔の上も狭いので一苦労ですが、ぐるりと一周して360度のパノラマを楽しむことができます。

市庁舎とフラウエン教会を同時に望む、「これぞミュンヘン!」という風景。この景色を見ずしてミュンヘンを去ることはできません。

1867年から1909年にかけて建てられた堂々たる威容を誇る市庁舎は、ドイツ最大の仕掛け時計「グロッケン・シュピール」が名物。ここからはその仕掛け時計もよく見えます。

教会の塔や赤茶屋根の建物があちこちに見えるミュンヘンの街。近代的な高層ビルは郊外に数えるほどで、中心部にはありません。

こうして街を一望すると、ミュンヘンが歴史的な景観を保ちつつ、現代的な都会として発展を遂げてきた様子がよくわかりますね。

ペーター教会はロココ調の内装も美しいので、塔にのぼった後はぜひ教会内部も見学したいところ。

白天井に描かれた色鮮やかなフレスコ画や彫刻の数々が優美で、女性的な柔らかい雰囲気が感じられます。

塔は観光客に大人気のスポットですが、日常的にミサが執り行われている内部は今も地元の人々の信仰の場。

数百年前と変わらないであろう、凛とした神聖な空気がここにはあります。

塔からの街の景色、美しい教会内部と、一度で二度楽しめるペーター教会。ミュンヘンに行くなら絶対に見逃せない必見スポットです。

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