A・ゴメスに続いて、バレンシアからバルサへと渡ったアルカセル。高い得点スキルを持っているだけに新天地でも活躍が期待される。 (C) Getty Images

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 8月30日、バルセロナが公式サイトでバレンシアからスペイン代表FWのパコ・アルカセルを獲得したことを発表した。
 
 契約期間は2021年まで。移籍金は3000万ユーロ(約36億円)+200万ユーロ(約2億4000万円)の出来高が加算される。なお、契約解除金は1億ユーロ(約120億円)に設定された。
 
 現在、アルカセルはスペイン代表の合宿中のため、公式入団会見は代表戦を終えてから行なわれる予定だ。
 
 2012年にバレンシアでプロキャリアをスタートさせたアルカセルは、絶好のタイミングでスペースに走り込む能力と抜群のシュートセンスを持ち合わせる点取り屋。2014年9月4日のフランスとの親善試合では代表デビューも飾っている。
 
 バルサは今夏の補強ポイントとして「MSNのバックアッパー」を挙げていたが、ターゲットのノリート(セルタ→マンチェスター・C)、ルシアーノ・ビエット(A・マドリー→セビージャ)、ケビン・ガメイロ(セビージャ→A・マドリー)らの獲得に失敗。メルカート閉鎖2日前にようやく補強に成功した。
 
 今回のアルカセル獲得で、ルイス・エンリケ監督の希望通り“第4のFW”が埋まり、スペイン王者は万全の陣容を整えたと言えるだろう。