「生れて、すみません」。ネガティブなのに考えさせられる10の名言

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生きることは悩み、考えること。誰もがふとした瞬間に自分の生き方について、つい考えてしまうのではないでしょうか?

ここでは、家入一真さんが発案し、絶望名言委員会なるものが編集した書籍『絶望手帖』より、ネガティブなのに「人生とは?」を絶妙に切り取った言葉の数々を紹介しましょう。

01.

生れて、すみません。

太宰 治/作家 『二十世紀旗手』
麻薬中毒や自殺未遂など、人生に迷走しているときに書かれた作品の副題として付けられたもの。自虐を極めた有名な名言です。

02.

人生とは病院のようなものだ。そこにいる患者はみな、自分のベッドの位置を変えたい欲望に取り憑かれている。

ボードレール/詩人 「この世界の外ならどこへでも」
父親の遺産を浪費し、のちに貧困に苛まれることとなった彼。辛い境遇にあるとき、ここではないどこかへ行けば人生が好転すると期待してしまうものです。

03.

「これが一生か、一生がこれか、ああ嫌だ嫌だ」

樋口 一葉/作家、歌人 『にごりえ』
売春をして暮らしていた末に、無理心中に巻き込まれる主人公のセリフ。筆者本人の貧困生活にもこういった悲痛な想いがあったのでしょうか。

04.

さかさまに行かぬ年月よ。老いは、え逃れぬわざなり。

紫式部/作家、歌人 『源氏物語』
妻を寝とった年下の親友に向けた「お前も老いたら、寝取られたことに気づけない」という意の言葉。かつて父の妻を寝取った光源氏が言うとは皮肉なものですね。

05.

人生は短い。与えられた時間が少ないからではない。われわれは、人生を楽しむ時間をほとんど与えられないからだ。

ルソー/哲学者 『エミール』
自然から教わり育つ人間を描いたこの作品。人生を楽しむために、社会のしがらみから逃れて、自然のままに生きたいものです。

06.

人生なんてものは宴の席と同じで、適当にのどをうるおしたら、飲み過ぎもしないうちに立ち去るのが一番よろしい。

アリストテレス/哲学者 関連文献より
古代ギリシアの時代にも泥酔してしまう人はきっといたのでしょう。人生も宴の席のように深入りはしない方がいいのかもしれないですね。

07.

「人生なんてじつに単純なものだ。すべての人間をかみ殺すか、自分が泥の中に横たわるかのどちらかだ」

ゴーリキー/作家 『フォマ・ゴルデーエフ』
彼は家族愛に恵まれず、極貧生活を余儀なくされ、生きるか死ぬかの暮らしを経ていました。そんな彼だからこその名言です。

08.

人生は地獄よりも地獄的である。

芥川 龍之介/作家 『珠儒の言葉』
地獄で繰り返される苦しみと違い、人生で与えられる苦しみは、単調ではないので慣れることができません。だから、生きることは苦しく、悩むのですね。

09.

人生には不愉快なことが溢れている。ゆえにこれ以上不愉快なものをつくる必要はない。

ルノワール/画家 関連文献より
彼は車椅子生活になっても美しく幸福感に満ちた作品を描き続けました。その背景には、こうした芸術家としての矜持があったのでしょう。

10.

親も無し妻無し子無し板木無し 金も無ければ死にたくも無し

林 子平/経世家 関連文献より
彼は、江戸時代に『海国兵談』で海防の重要性を説きましたが、幕政を揺るがすとみなされ処罰されました。そんな自らの不遇を嘆いた詩です。

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『絶望手帖』 発案:家入 一真

「死にたい」と「生きたい」は同義語であるという観点から発案された絶望的な名言集。人生はきれいごとだけじゃない。ニーチェ、太宰治などの偉人からTwitterユーザーの一般人まで。読むことで自分の弱さをさらけ出せるような、思わず共感してしまうネガティブな名言を多数収録。