29日、南シナ海問題をめぐりフィリピンが申し立てた仲裁裁判で、オランダ・ハーグの仲裁裁判所が中国側「全面敗訴」の判決を出したことについて、フィリピンのドゥテルテ大統領は「いかなる問題も仲裁裁判決に基づき、話し合いで解決すべきだ」と強調した。資料写真。

写真拡大

2016年8月29日、環球時報(電子版)によると、中国が人工島造成など実効支配を強める南シナ海問題をめぐり、フィリピンが国連海洋法条約に基づいて申し立てた仲裁裁判で、オランダ・ハーグの仲裁裁判所が中国側「全面敗訴」の判決を出したことについて、フィリピンのドゥテルテ大統領は「いかなる問題も仲裁裁判決に基づき、話し合いで解決すべきだ」と強調した。

フィリピンメディアのフィルスターによると、ドゥテルテ大統領はダバオ市の軍事基地で演説。中国との2国間対話を通じて初めて仲裁裁の判決について話し合えると表明。中国との対話は「仲裁裁の判決の範囲内でのみ行う」とした。さらに「現在多くの会議が開かれているが、判決について話し合える機会は来ていない」と指摘。中国を協議から排除しては問題解決につながらないとも表明した。

ドゥテルテ大統領は加えて「フィリピンも力を強めなければならない。中国との対話が不調に終われば、衝突の可能性もある。未来に向けて痛みに耐えるべきだ」と述べた。(翻訳・編集/大宮)