29日、中国の俳優フー・ゴーが一時は再起不能と言われた自動車事故に遭遇してから、ちょうど10年を迎えた。写真はフー・ゴー。

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2016年8月29日、中国の俳優フー・ゴー(胡歌)が一時は再起不能と言われた自動車事故に遭遇してから、ちょうど10年を迎えた。新浪が伝えた。

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映画大学の在学中にデビューし、端正なルックスのイケメン俳優としてすでに人気だったフー・ゴーは06年8月29日、高速道路で自動車事故に遭遇。自身は顔面を大きく損傷し、同乗していた付き人の女性が死亡した。それから10年の時間は、フー・ゴーを若者から大人の男性にし、その背後には隠れた苦悩と葛藤があったようだ。

事故後しばらくして付き人の不幸を知ったフー・ゴーだが、夢の中に彼女が現れたという。場所は空港で、彼女が自分の搭乗する飛行機の日付けや時間を語りかけてきた。それが彼女の追悼式の時間だったことを後で知った。「これはオカルトではなく一種の信仰のようなもので、言葉では気持ちを表現できない」とこの不思議な体験を語っている。

数回にわたる手術を経て、回復期にはたびたび悪夢に襲われた。「真っ暗な闇の中で、体の感覚を失ったまま、未知の世界が来るのを待っているような夢」だったと語っている。夢の中では事故当時の衝撃、においまでがフラッシュバックし、恐怖のあまり冬でも窓を開けて寝たという。

事故当時は時代劇ドラマ「射雕英雄伝」を撮影中だったが、降板することなく、07年夏に撮影を再開。10年からは広い世界を求めて現代ドラマや舞台劇にチャレンジした。11年の「軒轅剣」から昨年の「偽装者」、再び人気沸騰するきっかけとなった「琅[王邪]榜(ろうやぼう)―麒麟の才子、風雲起こす―」まで、事故後も第一線を走り続けてきた。ある日の中国版ツイッターには、「命があるからには、無駄に生きたりしない」とドラマのセリフを引用し投稿しているが、この一文にフー・ゴーの思いが凝縮されているようだ。(翻訳・編集/Mathilda)