子どもを伸ばす・素直にさせる、具体的な声かけとは?

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子どもに「ダメな子、バカ、へたくそ!」などと言う言葉を意図的にかける人は少ないと思いますが、「上手!かわいい!すごい!えらいね」という性格や性質、能力などを評価する言葉はかける人は多いのではないでしょうか。

ついつい褒めるときに言いがちな言葉ですが、もっと子どもを伸ばすには、具体的に声かけを行ったほうが良い場合もあります。今回は、性格や性質などを評価する声かけと具体的な声かけは子どもを伸ばす上でどのように違うのかをご紹介します。
子どもの性格や性質、能力などを評価する声かけ
例えば、部屋をおもちゃで散らかした子どもに対して、「なんでこんなにずぼらなの!」と怒るシチュエーションも多いのではないでしょうか。また、子どもが絵を描いたときに、「上手にかけたね」と褒めることもありますよね。

そういった怒り方や、褒め方は“子どもの性格や性質、能力などを評価する言葉”と言います。子どもを評価する言葉は、悪い評価、例えば「ダメな子、ずぼら、下手ね」などであれば子どもを傷つけ、自分は価値のある人間だと思う自己肯定感を損なうことに繋がる危険があるのです。

また、良い評価、例えば「上手、かわいい、すごい、えらいね」などだと、子どもに満足を与え、それ以上を求めなくなる危険があり成長を妨げることに繋がる可能性があります。
具体的な声かけとは
具体的な声かけとは、子どもの性格や性質、能力などを評価するのではなく、見たままや自分が感じたことを具体的に言う声かけです。

例えば、お茶などをこぼしたときのシチュエーションで性格や性質、能力などを評価する声かけでは次の様になります。

「またこぼして!いつもこぼすわね、バカなの?何度言ってもわからないの?」このように責めるように声をかけられると、子どもは、「私じゃない、コップのカタチが持ちにくかったから…」などと保全に走ってしまいます。

素直に自分のしたことを認めさせ、解決策に目をむけるように促すには、「お茶をこぼしちゃったね。このままでは気持ちが悪いからどのようにすればよいかな?」という具体的な内容を話す様にしたほうがよいですね。そのように声かけをすれば、ふてくされることなくティッシュやタオルなどを持ってきて、お茶をふくようになるでしょう。

また、散らかした時にも、「この部屋にはおもちゃが一杯広がっているから、踏んづけて痛い思いをしそうだ」とか、「こんなにモノが散らかった部屋を見ると、居心地が悪くなる」という風に、見たままや自分の感じたことを具体的に言うと、子どもは責められたようには感じず、保全に走らなくなります。その上、具体的な言葉は、自分で片付けるなどといった問題解決方法を模索することを助けるとも言えるでしょう。

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褒める場合にも具体的な声かけを行うと、子どもの能力を伸ばすことに繋がる可能性があります。

例えば、子どもが絵を描いたときの褒め方を「上手に描けたね」から「この絵には、青い家と赤い太陽、それに空はきれいな青色だね。おばあちゃんの家を思い出すね」という風に具体的な声かけをすると、子どもはしっかり見て感想を言ってくれていることにうれしくなり、もっと見てもらおうと欲をだしてどんどん絵を描いてくるでしょう。

「上手に描けたね」と言う声かけだったとしたら、子どもは褒められたことに満足し、それ以上を求めなくなります。具体的な声かけを行うことで、もっともっとと成長を促すようになるのです。
子どもへかける言葉は、子どもが将来どんな人間になるかに影響する
脅す言葉をかけ続けるとだと、脅しに屈する子になるでしょう。

侮辱をする言葉をかけ続ければ、侮辱をする子になるでしょう。

子どもを責める言葉をかけ続ければ、相手を責める子になるでしょう。

思いやりを持った言葉をかければ、思いやりのある子どもになるでしょう。

「相手を責めない。解決策に目を向ける。助け合う」そういったことができるように育ってほしいというのが、親の願いだと思います。そう成長させる為には、子どもにかける言葉にも注意していくことが大切です。

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親にとっては何気ない言葉でも、子どもにとっては大変影響のある言葉になる場合もあります。何気なく声かけをするのではなく、子どもを伸ばす声かけをしていきたいものですね。

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