70歳の男性、妻亡き後ダッチワイフで服の着せ替えを(出典:http://en.yibada.com)

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最愛の妻を亡くした高齢の男性が、その1か月後にこっそりとダッチワイフを買い求めていた。「愛する妻だと思い、この子を抱きしめながら眠っている」というその男性。妻の面影しか求めていないという彼は、人形にも彼女が着用していた衣類を着せるのであった。

日本円にして約24万円もしたというそのダッチワイフ。しかしスタイルこそ抜群に良いものの、その人形はセクシーなランジェリーも着けておらず、ファッションを見る限り“どこにでもいる普段着の女性”という雰囲気であるため、性的欲求につながるような淫らな雰囲気が感じられない。

この男性は四川省成都市の崇州市にて年金暮らしをしている元医師のZhang Wenliangさん(70)。2015年9月に購入したダッチワイフに、赤のカーディガンなど妻が特に気に入っていた衣類を着せては面影を追い、夜は抱きしめて眠りにつく日々を送っているそうだ。成都のメディアの取材に、彼はそんな自分についてこう語っている。

「大勢の患者の病気を治療してきたというのに、最愛の妻が膵臓がんという難治の病に命を奪われてしまいました。医師としてもそれはあまりにも辛い出来事でした。私は妻の死をまったく克服できていません。」

「妻のことは写真で見ることはできるが、遺灰になってしまった。でも妻の魂はこの人形に宿ったのです。この子を手放したら、妻の魂がいなくなってしまいます。私の家に連れてきてずっと一緒に過ごしたいと望み、購入を決意しました。」

しかし購入後半年で、ダッチワイフの関節がゆるみ手脚が変にねじれるようになり、ぬくもり感を出すためのヒーターの温度調整もできなくなったという。Wenliangさんは今、そのメーカーを「悪質だ」として訴訟を起こしている。

出典:http://en.yibada.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)