韓国のインビー・パークが金メダルを獲得して幕を閉じた(撮影:福田文平)

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 韓国のインビー・パークが金メダルを獲得して幕を閉じた「リオデジャネイロ五輪ゴルフ女子」。世界各国から精鋭が集まる今大会の総括を、海外メジャー「全英リコー女子オープン」を2度制し、米国の賞金女王、世界ランク1位になった経験のある申ジエ(韓国)に聞いた。
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・五輪を見て
国を代表して一生懸命戦う選手の姿は通常のトーナメントとは違う印象が確かにありましたが、一般大会とオリンピックの特別な差を大きく感じない部分は残念でした。ですが、全世界に放映されるオリンピック中継は、特定した上位選手だけではなく多くの選手を平等に見せてくれたので楽しかったです。
・金メダルに輝いたインビー・パークは何が素晴らしかった?
彼女はオリンピック直前まで参加することに迷いがあったそうです。それでも与えられたチャンスを逃したくない気持ちが強く、体の状態が上がってこない中、思い切った決断をしました。4日間安定感のあるプレーを見せましたが、中でも最も得意とするパットが一番光っていましたね。スコアの差がかなりあるにも関わらず、手綱を緩めないプレーを見て素晴らしいと思いました。
・銀メダルのリディア・コの良かったところ、惜しかったところはどこ?
リディアは初日のプレーがもったいなかったですね。良いフィーリングが来るのが遅かったですが、最後のホールで素晴らしいパットを決めて銀メダルを獲得する姿が強く印象に残っています。若いとはいえ世界ランキング1位らしくプレーに余裕がありましたね。流れをもう少し考えたら、もっといい結果が出せたのではないかと思います。
・日本勢の2人のプレーを見ての感想
最終日にいいスコアで回った野村(敏京)選手は本当にもったいなかったですね。果敢なプレーと力強いスイングで多くのバーディを獲れたのが最終日だけでした。でも、彼女は多くの日本のプレーヤーとは違って攻撃的。全体的に守る日本のスタイルという価値観を変えた選手だと思います。
大山さんは選手として私たちのロールモデルの1人です。長いツアー生活の中で、オリンピックの夢を持ち続け、参加出来たことはとても素晴らしい。目標を作り準備して、最後まで最善を尽くしたあの姿には頭が下がるし、心から拍手を贈りたいです。結果よりも堂々したプレーぶり、精一杯の頑張りがテレビでも感じとることができ、感動しました。
・次の東京オリンピックにむけての提案
個人戦だけではなく団体戦があればいいなと思います。ゴルフは個人スポーツではありますが、国の代表する各国対抗戦があればとっと盛り上がるのではないでしょうか。金メダルは韓国の選手が取りましたが、大会の印象としてはインビー・パーク個人の優勝のような感じでした。各国のゴルフファンと盛り上がるオリンピックの競技方法を見つけないといけません。ゴルフに関する関心はリオより東京オリンピックの方があると思います。より良い運営と熱烈なゴルフファンの盛り上がりを期待したいですね。

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