29日、環球時報によると、スペイン警察は27日、虚偽の労働契約で居留権をだまし取った中国の犯罪グループを摘発したと発表した。写真はスペイン。

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2016年8月29日、環球時報によると、スペイン警察は27日、虚偽の労働契約で居留権をだまし取った中国の犯罪グループを摘発したと発表した。全国で57人が逮捕され、中には首謀者とみられる1組の夫婦も含まれている。

このグループは観光地として知られるランサローテ島のホテルなどと虚偽の労働契約を1件1500〜2000ユーロ(約17万〜23万円)で取り引きしていた。最終的にバルセロナに不法滞在している中国人に8000ユーロ(約92万円)で売り渡されており、警察は「(不法滞在者らは)居留許可を取得した後、契約とは異なる衣料品関連の仕事に従事していた」と指摘、この方法で何人が居留許可を得ていたかについては明らかにしていない。

当局関係者の1人は「この手の犯罪は十数年前にも摘発されている。当時はスペイン経済に勢いがあり、全国で多くの労働者を必要としていた。関与していた業者の多くは中国系の商店やレストラン。少なくとも2万人がこの方法で居留許可を取得した」と述べ、「現在は経済回復期。犯罪グループは政府が不法滞在者の居留申請を復活させたことに乗じて金儲けを図っている」と説明した。

スペイン統計当局のデータによると、同国で合法的に生活する中国からの移民は20万人近くに上り、移民全体の中では4番目の規模となっている。(翻訳・編集/野谷)