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風・気温・雲・雨・波・気圧などの現時点での情報をマップ上で見られるほか、過去と14日先までのデータも見られるというサイトが「Windyty」です。台風の近づく時期だと、ダイナミックな風の動きを見ることができます。

Windyty, wind map & forecast

https://www.windyty.com/

サイトにアクセスするとこんな感じで、現在の風の様子が見られます。

記事を掲載した2016年8月29日は、異例の動き方をする台風として注目を集めた台風10号(ライオンロック)が関東地方に近づきつつある日で、こんな感じの様子が見られました。

Windyty - YouTube

地図上に重ねる情報は、右下にあるメニューから選べます。



いろいろとありますが、たとえば「気温」だとこんな感じ。



「雲」だと、台風の影響で若狭湾から紀伊半島にかけて雨雲がかかっていることがわかります。



これは「波浪、海」。台風のあたりを中心に、大きな波が発生しています。一方、ちょうど日本列島が壁のような形になり、日本海沿岸は波が小さめ。



「気圧」は、色分けが995hPaから1028hPaの間でつけられているため、台風のあたりはほとんど同じような紫色に。しかし、細かく書かれた数字を見てみると、台風の中心あたりは959hPa、能登半島のあたりは989hPaとなっていて、かなりの気圧差があります。



ちなみに、地図上をクリックするか、左上の検索フォームを使って地名を検索すると、特定の場所についての現在の気温と風速、そして週間天気予報などが見られます。



右上の「ツール」をクリックすると、2点間の距離計測や、埋め込みタグの生成などが行えます。



「設定」では気温や風速などの単位表記を変えられます。



ちなみに、高度も変更可能で、たとえば「風」で「地表」だとこんな感じですが……



高度1500m〜5000mはもっとすごい風が吹いていることがわかります。



高度7000mまで上がると、台風とは別の風の流れが見えてきて……



高度11.7km(1万1700m)だと、台風はわずかに場所がわかる程度で、偏西風の蛇行がはっきりとわかります。この偏西風の蛇行が、台風10号が前例のないルートを取った原因の1つ。



なお、Windytyでは下部に日付を変更するメニューがあって、過去のデータ、および14日先までの予測データを見られます。この機能を使って台風10号の進路を見てみるとこんな感じに。

「Windyty」で2016年台風10号の進路予測を見てみた - YouTube

この「Windyty」にはAndroidバージョンもあります。

Windyty - Google Play の Android アプリ

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.windyty.android