子ども同士の喧嘩勃発! あなたはどこまで介入していますか?

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ある程度の年齢になった子どもは活発になり、兄弟・姉妹や友達と一緒に遊ぶ機会も増えてきますよね。仲良く遊べている間はニコニコと見守れるものですが、ひとたび喧嘩が生じてしまうとヒヤヒヤとして慌ててフォローに入ってしまう方も少なくないのでは?

しかし、いつまでも大人が子どもの喧嘩に介入してしまうことは予想外の弊害をもたらす場合も。その理由や影響をご紹介していきます。
目や耳を離さず見守ろう
大前提として、6、7歳になり基本的な社会性が身につくまでは、子どもから目や耳を離さないようにしましょう。言葉が未熟な子ども同士の喧嘩は、自分の気持ちを上手く言葉で伝えられずに手を出したり噛み付いたりしてしまうことがあるからです。きちんと子どもの様子を見て聞いていたのであれば、なぜ自分の子が怒っているのか、泣いているのか把握できますよね。大声や泣き声が聞こえてきてから慌てて駆けつけ状況把握をするようでは、子どもも相手の保護者も困ってしまいます。

喧嘩を避けるデメリット
オモチャを貸してほしいのに譲ってくれない、一緒に遊びたいのに仲間にいれてもらえない、といった些細な子ども同士のすれ違いを見てしまったら、どう対応しますか?もし自分の子どもが譲らない、いれない側だったら、相手に気を使って自分の子どもを説得したり、我慢させたりしている方が多いように思います。

でも、本当は、まだ手に取ったばかりなので後で貸そうと思っていたかもしれないですし、前に遊んだときに意地悪された子だから一緒に遊びたくないのかもしれないですよね。そんな我が子の気持ちや考えをスルーしてしまうことは、社会性を育む芽を摘んでしまっているのかもしれませんよ。あえて子どもの気持ちや考えに任せてみることで、意外と上手くいくケースも多いものです。
気を使っている相手は“親”
喧嘩になりそうなシチュエーションで我が子にストップをかけてしまう人の大半は、“相手の子がかわいそうだから”だと思ってはいませんか? しかし実は、この対応の根本にある動機には“相手の親に悪く思われたくない”という大人の事情が隠れている場合も。「どんな育て方をしているのかしら」、「あのママとは関わらないほうがいい」、といった悪い評判を避けるあまりに、我が子の行動までも抑制してしまっているのです。相手の子や自分の子を守るために行動しているように見えて、本当は自分のメンツを保つためとあっては、子どもも安心して頼れなくなってしまいます。

まずは親同士がコミュニケーションを
オモチャの取り合いになりそうだった子どもたちの保護者に、第三者の方がそれぞれ「止めたほうがいいですかね?」と声をかけてみたそうです。すると、どちらの保護者も「うちはまだいいと思うけど、相手の方が…」と答えました。

もし自分の子が遊んでいたオモチャを取られそうになったとき、相手の子の保護者が何らかの事情で不在だった場合も、手を出したりはしなさそうであれば見守るのではないでしょうか。

これらのエピソードから見えてくることはやはり、多くの人は相手の保護者の顔色をうかがって子ども同士のやり取りに介入するか否かを判断している、ということ。ならば、その相手の保護者の考え方や方針を事前に知っていれば、早々に大人が仲裁してしまう事態を減らし、子ども同士で問題を解決させる機会を増やせますよね。

逆に、少しでも争いやリスクを避けた子育てをしたいと考えている保護者であれば、事前に気を配ることができます。普段遊んでいるときの様子や性格を伝え、尋ねてみることで、子どもにとっても大人にとっても快適で得るものの多い環境は作れるのです。

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年齢や子どもの性格によって、どれくらいまで喧嘩やトラブルを見守れるかは異なってくると思います。しかしあまりに先回りしすぎだと、子どもにとって大切な成長の機会を逃してしまうかもしれませんよ。自分の子の遊ぶ様子に目や耳を配りつつ、相手の子の保護者とも、考えや子どもの特性を共有していけるといいですね。

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<プロフィール>

ライター

2男1女の育児をしながら、ママも子どもも明るく楽に過ごすためのメソッドやテクニックをWEB媒体に発信中。また、育児テーマのみならず、美容やライフハックなど、日々の暮らしに生かせる身近なネタも得意分野。

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写真© hinata815 - Fotolia.com