えっ、そんな原因で――編集部に寄せられる読者トラブル体験談の中には、時に読んでいて思わず驚いてしまうようなものもある。

群馬県のHさん(20代女性・主婦)の家の車に、何者かが落書きなどの嫌がらせを行ってきた。いったい誰が? 監視カメラを取り付けてみると、思いもよらぬ相手が「犯人」だった。

車に傷やスプレーで落書きが...

実家の話です。

うちの両親が数年前、兄夫婦と同居するために家を建て替えることにしました。ところが工事が始まったころから、自宅周辺で妙な事件が頻発するようになったのです。

画像はイメージです(Graeme Macleanさん撮影、Flickrより)

たとえば、家の前にこれみよがしにゴミが放置してあったり、「工事うるさい!」などと殴り書きされたビラが貼りつけてあったり......。

「工事の前にご近所さんにはちゃんと了解を取ってもらったはずなのに、どうしたのかしら」

と母は不思議に思い、改めて周りにごあいさつに行くなどしましたが、状況は改善せず。

そうこうするうちに工事も終わったのですが、今度は兄の愛車(最近買ったばかり)がターゲットに。最初は、知らない間に傷を付けられているというくらいだったのですが、次第にエスカレートし、窓ガラスにスプレーのようなものを吹きかけられる、という実害が出るにいたりました。

監視カメラに映っていた「犯人」

さすがに腹に据えかねた父と兄は監視カメラを購入し、自宅の前に取り付けました。するとある晩、カメラが捉えたのは、なんとお向かいの工務店のおじさん! さりげなく車に近づき、傷をつけているらしい姿が、不鮮明ではあったのですが映っていました。

「そういえばあそこのおじさん、大工さんの車が邪魔だ、とか何度か文句を言ってきてたけど......」

さっそくその録画を持って父が乗り込みましたが、おじさんは知らぬ存ぜぬ。ただやり取りの中でぽろっと出てきたのは、「そもそもそっちが約束を破ったから......」という言葉でした。

いろいろ聞いてみると、どうも父の父、つまり私の祖父(故人)が、個人的に仲が良かった先方の工務店の先代(こちらも故人)と、「息子が家を建てるときには、お宅にお願いする」という口約束をしていたらしいのです。しかし、父はその約束を知らなかったこともあり、別の工務店さんに依頼。それがどうも、先方のカンに障ったらしくて......。

警察にも相談しましたが、傷をつける瞬間がはっきり映っていなかったこともあり、「事件にするのは難しい」と言われたそうです。さすがに先方もこの一件以来、目立った嫌がらせは控えているようですが、今も和解できてないんだとか。