尖閣諸島(中国名:釣魚島)周辺への公船派遣のほか、南シナ海での埋め立てなど、中国は近年、一方的な海洋進出を進めている。中国は尖閣諸島をめぐって日本と対立しているほか、南シナ海では主にフィリピンと対立している。(イメージ写真提供:123RF)

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 尖閣諸島(中国名:釣魚島)周辺への公船派遣のほか、南シナ海での埋め立てなど、中国は近年、一方的な海洋進出を進めている。中国は尖閣諸島をめぐって日本と対立しているほか、南シナ海では主にフィリピンと対立している。

 中国と国境を接するインドもまた、中国に対して警戒を強める国の1つだ。中国メディアの新浪はこのほど、インドが日本から購入を検討している水陸両用飛行艇「US-2」は中国にとって脅威になると伝えている。

 記事は、中国が近年、潜水艦の配備を強化していることに対し、インドは脅威を感じており、対潜哨戒機の配備を増やす必要に迫られていたと紹介。インドは米国から「P-8」哨戒機を購入したものの、中国側の活動が活発化するにつれ、対潜哨戒機だけでは不足するようになったと指摘した。

 続けて、インドは対潜パトロールが可能で、輸送能力もある大型の水陸両用飛行艇を求めていたとし、こうした条件に合致したのが日本の水陸両用飛行艇「US-2」であると紹介。世界的に見ても、大型の水陸両用飛行艇を生産できる国は多くないとし、「インドの需要に合致していたのは『US-2』だけだった」と主張、武器輸出市場への参入を狙っていた日本もインド向けに「US-2」を積極的に売り込んだと指摘した。

 また記事は、「US-2」のスペックを紹介したうえで、インドが「US-2」を購入、配備していけば、中国の潜水艦がインド洋に出るうえでの脅威となると主張、US-2の能力に対して警戒感を示した。

 中国はインド洋において、香港からポートスーダンまで延びる「真珠の首飾り戦略」と呼ばれる海上交通路戦略を推進している。インドにとっては中国軍がインド洋で自由に活動することを警戒しており、日本とインドは中国の海洋進出に対して同じ利害を共有していると言えよう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)