三菱航空機による国産初のリージョナルジェット機「MRJ」。初号機に続き2号機も初飛行に成功し、あとは量産に向け歩みをすすめるだけ…と思いきや、北米へのフェリーフライト(空輸)を2度中止して県営名古屋空港に引き返すというトラブルが発生しました。
 
三菱航空機の発表によれば、今回の飛行中止の原因はどちらも「空調システムのトラブル」だとしています。同機は最初8月27日、続いて28日に米国への空輸を予定していましたが、どちらも中止されました。また現在日本に接近中の台風10号の影響で、さらに空輸が遅れる可能性があります。
 
MRJの開発はこれまでも順調だったわけではなく、納入時期を4回延期して最終的に1年の延期となる2018年第2四半期(4月〜6月)の納入が決定されています。すでに日本空輸(ANA)や日本航空(JAL)を含め世界から400機を超える注文を受けているMRJですが、今後さらに納入時期が遅れると注文の一部取り消しもありうると指摘する報道もあります。
 
なお、三菱航空機は今後の予定について「点検結果を見て判断する」と発表しています。また、今後MRJは3号機と4号機の初飛行を行い、秋には量産を開始する予定です。なんとか国産ジェット機による航空市場への参入がスムースに行われて欲しいと願うばかりですが…はたしてどうなるのでしょう?
 
Image Credit: 三菱航空機
■MRJ 空調不具合、信頼に影響も 2日連続Uターン
http://mainichi.jp/articles/20160829/k00/00m/020/099000c?utm_source=rss&utm_medium=rss