中国・山東省青島市で25日、第6回山東文化産業博覧交易会が開幕した。ロボットや服装、自動車などに関する様々な文化コンテンツが展示されるなかで、青島の新たなマスコットキャラクター「青青侠」も紹介された。その「師匠」は、中国でも有名な日本を代表する「ゆるキャラ」、くまモンだという。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国・山東省青島市で25日、第6回山東文化産業博覧交易会が開幕した。ロボットや服装、自動車などに関する様々な文化コンテンツが展示されるなかで、青島の新たなマスコットキャラクター「青青侠」も紹介された。その「師匠」は、中国でも有名な日本を代表する「ゆるキャラ」、くまモンだという。

 現地メディア・青島早報は28日、「『くまモン』思考から誕生した「青青侠」と題した記事を掲載した。記事は、熊本県のご当地キャラであるくまモンが、わずか2年で莫大な経済効果や宣伝効果を生み、「地域のオフィシャルブランドとマンガキャラクターの奇跡」と称されたことを紹介。中国の業界ではくまモンを地域ブランド戦略のお手本として「いかにして自分たちのくまモンを作るか」を考えているとした。

 そのうえで、同交易会でお目見えしたペンギンのキャラクター「青青侠」が「ご当地版くまモンを生み出す試み」と称されていることを伝えるとともに、開発者である同市内の文化コンテンツ企業の王観龍氏の話を紹介している。

 王氏は太めの愛くるしいフォルムをした「青青侠」について「見たら抱きたくなるイメージ」と解説。詳しいキャラクター設定や、青島とのつながりについては、これから制作される26編のアニメーションで紹介されると語った。アニメーションは青島の宣伝や観光名所の紹介を旨とし、地下鉄やバスなどで放映されるという。

 記事はまた、王氏が同キャラクターの開発にあたって「アニメやインスタントメッセンジャーのスタンプ、人形劇」などで知名度を高め、商業ライセンスの授与によって収益を得るビジネスモデルを描いていることを伝えた。

 くまモンは熊本県の公式な宣伝キャラクターであり、その職業は「公務員」。一番の使命は同県をより多くの人に知ってもらい、足を運んでもらうことにある。一方、「青青侠」は青島市が公式キャラクターとして誕生させたものではなく、あくまで企業がビジネスモデルをもって生み出したもののようだ。「ビジネスありき」のキャラクター構想が吉と出るか凶と出るかは、今後のPR次第と言えるだろう。

 グッズの制作よりもまず、メディアやイベントでの露出を増やして知名度と人気を高めなければ。「領導」(地域の首長や共産党委員会トップ)と呼ばれる「偉い人たち」の列席するイベントに出没して、突然彼らの隣に座ってみたり、市長の頭をなでてみたり。どうせならそのくらい大胆なことをやってほしい。そうすれば、あっという間に庶民の人気者になれるはずだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)