白石あさえの目指せコースデビュー! 連載●第22回
〜カリスマコーチ内藤雄士がビギナーのために特別レッスン〜

■手打ちではなく、体幹を意識したスイングを

内藤雄士コーチ(以下内藤):前回のレッスンではPWを打ってもらいました。PWの必要性の高さを理解してもらったうえで、PWを打ちこなすためのポイントについて説明しましたが、今回はさらに上手く打ちこなすために必要な動きについてレッスンします。

白石あさえ(以下白石):よろしくお願いします。

内藤:前回、ドライバーと大きく違う点はクラブの長さと言いましたが、クラブの長さが短いことで遠心力が感じにくくなります。するとクラブに振られるようにスイングできなくなるため、より体幹を意識したスイングが必要になります。

白石:ドライバーのレッスンの時にも体幹を使うことが重要だと内藤コーチはおっしゃっていましたよね。

内藤:はい。PWはボールに当てやすくなりますが、逆に手打ちになりやすい部分があります。だからこそ、体幹を使う意識が重要になります。

白石:体幹を回すことを意識すると、どうしても頭が動いてしまうんですが。

内藤:単純に胸や肩を回すことが体幹を使えているとは言いません。上半身をしっかり捻ることが必要になります。

白石:私にもできるコツみたいなものはありますか?

内藤:腰を止めて、上半身を回してみてください。体のパーツで言うとアバラ骨を回すイメージで上半身を捻ります。

白石:腰を止めて、捻るというのは難しいですね。

内藤:そうなんです。止めているつもりでも、実際は動いてしまっているものです。だからこそ、強く意識する必要があるんです。最初は直立した状態で体を回して、慣れてきたら前傾してから行なうといった手順を踏むと、腰を止めて上半身を捻るという動きができるようになります。

白石:体の柔軟性って関係ありますか?

内藤:人によって体の柔軟性は個人差があるので、上半身をここまで回さなければならないということはありません。自分の中で回せる範囲で十分です。ただ、ちょっと苦しいと感じる感覚は必要です。

白石:なるほど。アバラ骨を回す感覚って日常生活ではないことですよね?

内藤:その通り。ゴルフにはそういった動きが必要になるんです。

白石:アバラ骨をしっかり意識して練習したいと思います。

●上半身だけ捻る感覚をつかむ

直立した状態で体を回すと、腰を止めた状態で上半身を回しやすいので、まずはこの練習から始めて慣れてきたら前傾して行おう。

わき腹に手を当て、腰を固定した状態でアバラ骨を左右に回す。この感覚が体幹を使うスイングにつながると内藤コーチ。日常の生活では使わない感覚。

腰を止めた状態でのスイングは意識しているつもりでも腰は回ってしまいがち。まずは写真のように、クラブのシャフトを腰に当てるなどして、それが動かないようにして、上半身だけを捻る感覚を体で覚えこませるところから始めよう。

(内藤雄士プロフィール)
ないとう・ゆうじ●1969年生まれ。東京都出身。日本大学ゴルフ部出身。ゴルフ部在籍中に渡米し、アメリカの最新理論を習得。1998年にプロゴルファーを教えるツアープロコーチとして活動を開始。日本にツアープロコーチという概念を持ち込んだパイオニア的存在で、丸山茂樹の米ツアーでの活躍の立役者となった。その後も多くのプロのサポートを行なう傍ら、ジュニアゴルファーの育成にも積極的に取り組み、日本ゴルフ界の根本的レベルの底上げに尽力している。ゴルフを中心としたメディアでのレッスンのほか、ゴルフネットワークでのトーナメント解説など、活躍の場は多岐にわたっている。

(白石あさえプロフィール)
しらいし・あさえ●1991年生まれ。千葉県出身。昨年念願だったグラビアデビューを果たす。今春からは各週刊誌でページをジャック、パーフェクトボディーが注目を浴びる。6月末発売の週刊プレイボーイ28号では、巨匠・渡辺達生氏らとコラボしたグラビアが話題に。学生時代はバスケットボール部に所属し、趣味はスノーボードというスポーツウーマンで、大型自動二輪免許も取得し、バイク好きでもある。ゴルフはクラブを触ったことがある程度というまったくの初心者だったが、この連載で着実に上達。「ボールが芯に当たるようになってきました。まだ、恥ずかしいので練習場では端っこにいますけど(笑)」。身長:164僉B:94 W:60 H:88 血液型:A型。

出島正登●取材・文 text by Ideshima Masato