国内初の量産EVスポーツカー「トミーカイラZZ」都内試乗会開催。マシンを丸裸にしたプラットフォームも展示

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京都の自動車ベンチャーGLMが、スポーツEV「トミーカイラZZ」の展示試乗会を都内で初めて開催しています。期間は9月11日まで。

GLMが手掛けるトミーカイラZZは、かつて206台を販売したのみで消滅したスポーツカー「トミーカイラZZ」のオリジナルデザインメンバーが新たにデザインした、事実上3代目となるモデルで、販売開始は2014年。試乗できるのは、ホワイトパールカラーと特別色イエローの2種類。イエローはセンターに太いラインが入るオールドレーシングカースタイルのカラーリングで、トミカが発売したミニカーと同じ仕様です。

マシンは全長全長3865 x 全幅1735 x 全高1140mm。ホイールベース2370mm。車体重量は850kgしかありません。駆動モーターは225kW(305ps)で、トルクは415Nm(約42.3kgf・m)。0-100km/h加速3.9秒は、ホンダの新型NSXやレクサスLFA、テスラ・モデルX P90DのLudicrousモードなどと互角レベルの瞬発力です。

GLMの展示試乗会は、この加速力を一般の方々に体験してもらい、ZZの魅力を知ってもらいたいというのがコンセプト。そのため、希望者はナビゲーターズシートに座っての試乗になります。

試乗の他にも、ショールーム内にはZZのカウリングを取り外した車体プラットフォームを展示。モーターやバッテリー、コントロールユニットなどがどのようにして構成されているかを確認することができます。なお、このプラットフォームはモジュール化されており、GLMではプラットフォームのみの販売も行います。つまりEVへ新規参入をしたい企業があれば、そのままこのプラットフォームを流用しオリジナルEVを開発することが可能です。

展示試乗会は9月11日まで、南青山にあるサンワカンパニー 東京ショールームで開催中。EVスポーツカーの試乗だけでなく、EV製作に興味のある人にも有意義なイベントと言えそうです。

ちなみにトミーカイラといえば、もともとは京都で創業した「トミタオート〜トミタ夢工場」の冨田義一氏とエンジニア、解良喜久雄氏の姓を組み合わせたチューニングカーブランドでした。

初代ZZは、トミーカイラが1995年に初のオリジナルスポーツカーとして発表し、1997年より英国で生産を開始。全部で600台以上のオーダーを集めました。全体の1/3ほどを生産販売したところで運輸省の安全基準改正に遭遇。これに対応できないまま販売終了に追い込まれた、不遇の名車です。

またZZという名称が、冨田氏と解良氏の「いつか自分たちのオリジナルマシンを作る」という夢が実現したとき「すでにふたりとも爺だった」ことにちなんでつけられたというのは特に有名な話です。