ポーランドの円盤投げ選手、自らの銀メダルを売りに出し難病と闘う子供に寄付する

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リオ・オリンピックに出場した選手が、獲得した銀メダルをオークションに出し、話題となっている。

がんで苦しむ子供の母親からの手紙

その選手とはポーランド代表として円盤投げに出場した、Piotr Malachowskiさん(33)。

Facebook/Piotr Małachowski

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彼はリオの大会で67.55mを記録。

ドイツのChristoph Harting選手に惜しくも82cm及ばなかったが、堂々と銀メダルを獲得した。

Facebook/Piotr Małachowski

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しかし大会後彼は、3歳になるポーランドの男の子、Olek Szymanski君のお母さんから、助けを求める1通の手紙を受け取ったという。

そしてOlek君が2年も網膜芽細胞腫という目のがんと戦い続けてきたが、今や救われる唯一の道は、アメリカに渡って治療を受けることだと知らされたそうだ。

Facebook/Piotr Małachowski

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実際にネット・オークションに出品

必要とされる費用は約111,434ユーロ(約1260万円)。

Olek君を助けるため、なんとかそれを捻出したいと考えたMalachowskiさんは、やがて自分が獲得した銀メダルをオークションで売りに出すことを決意。

そこで得たお金をOlek君に寄付することを宣言し、実際にebayに出品して、多くの参加者を募るため次のように呼びかけた。

「リオでは私は金メダルを目指して戦った。しかし今日、私は皆にアピールしたい。ずっと大切なもの、素晴らしい少年の命のために共に戦おう」

Facebook/Piotr Małachowski

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メダルがずっと価値あるものになった

その後、銀メダルは高額で落札され、Olek君へ寄付することができたという。

彼はフェイスブックの中で「オークションに参加してくださった皆さん、ありがとう。私たちは協力して奇跡を起こせることを示せた。それは私たちが共有すべき偉大な成功と言える。私の銀メダルは1週間前よりも、ずっと価値のあるものになった」と語っている。

人生の多くの時間を費やし、血の滲むような努力を重ねてつかんだ銀メダル。

実際にMalachowskiさんも「オリンピックのメダルを獲得することは、アスリートの人生における夢の1つだ」とまで語っている。

Facebook/Piotr Małachowski

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しかし彼にとっては、かけがえのない命の方がはるかに大切だったに違いない。