「おい豚野郎!」ブラックバイト被害者が見た飲食店のウラ側

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 ブラックバイトが問題になっている昨今。なかでも、バイトが多くてハードな飲食業界は、たびたびブラックバイトだとしてヤリ玉に挙がる。私たち客の側が、安さやサービスを求めすぎた結果とも言えるのだが…。

 今回は、飲食店のバイトたちが見た“恐怖体験”をお伝えしよう。

◆「おい豚野郎!」客の前で店員を罵倒

 過激な社員研修で知られる、関西の有名中華料理チェーンでバイトしていた大学生Kさん。

「参加した店長を罵倒しまくって鍛え上げる研修があるんですが、その研修から帰ってきた店長が店舗スタッフに対して研修でやられたことをやっちゃうんですよ。
 客の前でスタッフに向かって『おい豚野郎! なにモタモタしとんねん!』と怒鳴ったんです。客もスタッフも目が点になりましたよ」

◆包丁の柄で殴って流血

 昔気質の職人も、その厳しさが裏目に出ることも。神奈川県の女子大生Tさんは、“流血事件”に遭遇した。

「個人経営の居酒屋なんですが、大将がとにかく厳しい。口より先に手や足が出るタイプで、ある日、包丁の柄で若い板前さんの頭を殴って血まみれにしちゃったです。
 それで、『おい、コイツに絆創膏貼ったってくれや!』って包丁でこっちを指された瞬間に、自分の目の前がスッと暗くなったことを覚えてます」

◆社長がいきなり自己啓発に開眼

 ワンマン社長が引っ張っている飲食業も多い。ある会社では、従業員から「オヤジ」と呼ばれて慕われていた社長が、豹変してしまい…。

「社長がいきなり自己啓発に目覚め、フードコンサルタントや経営者セミナーの講演会に行きまくるようになったんです。おまけに社員まで講演会やセミナーへの参加を強要されて、”合理的な経営”についてのリポートをみっちり書かされるようになりました。

 ただでさえ本業が忙しくてみんな疲労困憊なのに、社長はそういうところだけ『気合で乗り切れ!』と非合理的なことを言い出す。ついていけないですよね」

 私たち客からは見えない、職場としての飲食業界。バイトまでうまくいく方法はないのだろうか。 

―こんな店で食べたくない![飲食業界]の裏側【9】―