今回の写真集で水着卒業を宣言した杉本有美

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 グラビアを中心にテレビドラマ、舞台で活躍する女優・モデルの杉本有美が、11作目の写真集「it’s me」を発表し、28日、福家書店新宿サブナード店で行われた発売記念握手会に登場。「(写真集の)タイトルは“私のすべてが詰まっている”という意味で、自分で決めました」という杉本は「10年以上グラビアをやってきて、今回を集大成にしたい。これで水着は最後のつもりでやっています」と水着卒業を宣言した。

 今年6月、ハワイ・オアフ島で撮影したという本作。企画の打ち合わせから写真チェック、タイトル決めまで、ほとんどの製作に関わったという杉本だが「前作(写真集『Chiamata』)はイタリアロケで、大人っぽくしっとり芸術的な仕上がりでした。それに比べて、今回は元気でハッピーな私を見ていただくのがコンセプト」「見えそうで見えない明るいセクシーさがテーマです」と本作を説明。「ただ後から、タイトルが深田恭子さんの写真集(『This Is Me』)とカブリそうなのに気づいて、“危なー”って思いましたけど」と笑わせる。

 「ラスト水着」という自身の決断について、杉本は「写真集を出せるのはありがたいことですが、自分の性格上、ダラダラとは続けたくない、1作1作を大切にしたいという気持ちもあって、以前から考えていました」「ここで一区切りつけたかった」と胸中を明かす。「グラビアは、自分に何が求められているかがわかって、本当に勉強になる仕事。今までの作品(写真集)も、どれも思い出のあるものばかりです」と話し「今後は舞台、ドラマ、映像(映画)など(女優業に)力を入れてみたい」と述懐した。

 「本作で、お気に入りのカットは?」と記者から質問が出ると、明るい笑顔がはじけるショットを選んだ杉本。「ヘアメイクも自然な感じで、実はすっぴんなんです。子どもみたいに笑っている写真は、今までなかった気がして、気に入っています」と話した後、「本作はアクティブな写真も多いんです」と、キックで足を高く上げたセクシーでダイナミックな写真も披露。2008年に戦隊シリーズ「炎神戦隊ゴーオンジャー」(テレビ朝日系)でゴーオンシルバーを演じた経歴もある杉本は「先日、ゴーオンのメンバーと会って食事会をしたんです。またああいう役もいいですね」と、次なる展開に思いを馳せるようだった。(取材/岸田智)

杉本有美写真集「it’s me」はワニブックスより発売 価格:3,240円(税込)