Doctors Me(ドクターズミー)- 喉頭がんリハビリ中のつんくさん。全国高等学校合唱選手権の大会委員長に

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2016年8月27日(土)、28日(日)にかけて放送される「24時間テレビ」内の「全国高等学校合唱選手権」の大会委員長をつんくさんが務めることとなりました。

つんくさんは2014年に喉頭がんを患ったことを公表し、声帯摘出手術をおこない、現在は一度失われた声を取り戻すためにリハビリに挑んでおります。

つんくさんが闘病を続けている「喉頭がん」とはいったいどのような病気なのでしょうか。医師に解説をしていただきました。

喉頭がんは3つに分類

喉頭がんとは喉頭、つまり「のどぼとけ」と呼ばれる甲状軟骨に囲まれた部分にできるがんです。

腫瘍が発生した箇所によって以下の3つに分けられます。

声門上がん


食べ物を飲み込んだときに気管に入らないようふたをする、喉頭蓋(こうとうがい)という器官の辺りに腫瘍ができるがんです。
発症率は喉頭がん全体の30〜35%程度といわれています。

声門がん


声帯に腫瘍ができるがんです。
喉頭がん全体の60%〜65%と最も多いです。

声門下がん


声帯の下、または気管の上部に腫瘍ができると声門下がんと呼ばれます。
症状が出にくいため、進行しないと気がつかない場合が多く、発症すること自体が珍しいとされています。

喉頭がんの症状

■声が枯れる
■のどの痛み
■のどの異物感
■血痰
■耳の痛み
■首のしこり
■呼吸困難
■嚥下障害

喫煙や飲酒が主な原因

患者さんの9割以上が喫煙者であり、喫煙は非常に重要な危険因子です。

また、飲酒も危険因子とされており、飲酒と喫煙を両方される方はさらにリスクが高まります。

つんくさんはなぜ声帯を摘出した?

喉頭がんの中でも声帯がんで初期であれば60歳以上は、放射線治療を行うことが多いといわれます。

声帯がんは扁平上皮癌で放射線がよく効くためです。この場合声も保たれますが、確率は低いものの放射線の副作用として新たに発がんしてしまう場合があります。

そのためもう少し若い患者さんなら切除を行うことも多いようです。もちろん、がんが進行している場合には手術を行い、声帯や喉頭を摘出します。

つんくさんの場合は、1度寛解したものの再発してしまったため、声帯摘出を選んだとされます。

喉頭がんの治療方法

放射線治療


多くは扁平上皮癌なので放射線がよく効きます。

レーザー治療


放射線と同様効果があるといわれます。

手術


喉頭全部を摘出したり、声帯のみ摘出したりするケースがあります。

抗がん剤


手術がおこなえない場合などに使われることがあります。

医師からのアドバイス

喉頭がんは比較的予後の良いがんといわれますが、快方に向かっていて元気に活躍されているのは本当に喜ばしいことです。

どの部位にできるがんでも同じですが、喉頭がんも早期発見、早期治療が非常に大切です。

場合によっては声が残せることもありますので、声がかすれたり、のどの違和感が続くときは早めに耳鼻咽喉科を受診しましょうね。

特に喫煙者の方は非常に注意が必要ながんです。

(監修:Doctors Me 医師)