昨季ミランで指揮を執り、今季からトリノを率いるシニシャ・ミハイロビッチ監督が、27日の会見で過激な発言を残した。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。

ナポリ移籍が注目されているDF二コラ・マクシモビッチについて、ミハイロビッチ監督は以前から厳しい態度を示してきた。だが27日の会見では、ついに「私にとって彼は死んだも同然だ」とまで突き放したのだ。


マクシモビッチは昨季もナポリ移籍が騒がれたが、最終的に取引が成立しなかった。今季こそ移籍を実現させたいと望んでいるようだ。だが、両クラブが移籍金について合意に至っていない。

そのため、マクシモビッチは今月、強硬手段に出た。無断で練習に参加せず、そのまま母国セルビアへ帰ってしまったのだ。その後戻ってきたが、当然、ミハイロビッチ監督は激怒。指揮官によると、就任後に話し合った際の約束と違うという。

ミハイロビッチ監督は先日から、「裏切られた」「人として失望させられた」「もう話したくない」と、マクシモビッチに対して厳しい発言を繰り返してきた。そしてこの日、ついに「死んだも同然」というところまできてしまったのである。

ナポリが提示額を上げ、トリノ移籍が近づいたとも言われるマクシモビッチ。同じセルビア出身の指揮官との関係がここまで壊れてしまった以上、移籍する方が全員にとって得策かもしれない。