24日、韓国・聯合ニュースは正月や秋夕(旧盆)などに韓国で古くから行われる先祖の霊を迎えるための行事「茶令」の供物が時代の変遷とともに変わってきていると報じた。資料写真。

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2016年8月24日、韓国・聯合ニュースは正月や秋夕(チュソク・旧盆)などに韓国で古くから行われる先祖の霊を迎えるための行事「茶令(チャレ)」の供物が時代の変遷とともに変わってきていると報じた。

韓国の茶令には厳格なしきたりがあるが、中でも特徴的なのは、20種以上の供物を整えた「茶令床(チャレサン)」だろう。茶令床はどこに何を置くかが細かく決められており、例えば果物や木の実については、ナツメ、栗、梨、柿を西から並べることを示す「棗栗梨柿」との言葉がある。また、その他の果物については「紅東白西」の決まりに従い、赤いものを東に、白いものを西に置く決まりだ。

では、最近人気のバナナやマンゴー、パイナップルなどをお供えしてはいけないのだろうか。この問いに、成均館典礼委員会のソ・ジョンテク委員は「必ずしも不孝や間違いとは言えない」と話す。古来の礼書では茶令床に上げる果物の種類に定めがないためだ。ただ、「その地方でその時期に取れた果物」との記述に従い、「できれば国内産の果物を上げるのが良いのでは」とアドバイスした。

韓国伝統文化大のユ・チュンギュ伝統文化教育院長も同じ意見だ。ユ院長はさらに、「昔も中国帰りの人たちがおいしいものを持ち帰って茶令床に上げていた」とし、ピザやケーキなどを餅の横にお供えしても問題ないと話す。ただ、必ず備えるべき餅を省いてケーキだけを供えるのは「誠意の不足」とも取れるため好ましくないとのことだ。

韓国の今年の秋夕は9月14日から。そろそろ茶令床の準備や心配をし始める人も多い時期とみえ、記事には多数のコメントが寄せられている。

「最近の若い人はなぜ茶令をするのかも理解していない。どうせそのうちなくなる文化だ」
「少なくとも、生きてる人たちがまずくて食べないようなものは思い切って外した方がいい」
「相手が生きていてもあの世の人でもとにかく真心が大事。時代によって様式が変わるのは当然だ」

「ご先祖様だって新しい果物や食べ物を出されたら喜ぶはず」
「先祖が普段好きだった食べ物を上げるのも悪くないと思う」
「そもそも茶令自体をやらない家が多いのでは?」
「秋夕にご先祖様がやって来るなんて、笑わせるね」

「元祖の中国でも文化大革命以降は捨て去られた無駄な儀式をなぜいまだにやるんだ?」
「生きているうちに孝行しよう!後になって豪華なお供え物で尽くすなんて無駄遣いだ」
「お供え物に正解はない」
「儀式をやらない人こそ親不孝だ」(翻訳・編集/吉金)