リオのオリンピックでは日本も過去最多のメダル数を獲得し、東京に向けていい形を築けた。女子ゴルフでも、3位が中国の馮珊珊(フォン・シャンシャン)で4位が日本の野村と、ゴルフ業界も日本、中国ともに活気を浴びた。写真はリオ五輪おゴルフ競技場。

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リオのオリンピックでは日本も過去最多のメダル数を獲得し、東京に向けていい形を築けた。女子ゴルフでも、3位が中国の馮珊珊(フォン・シャンシャン)で4位が日本の野村と、ゴルフ業界も日本、中国ともに活気を帯びた。

私も2008年の北京オリンピックの時には、代理しているブランド、アドバイザーをしているブランドとともに、オリンピックを最大限に利用して、ブランドPRを行ったのを覚えている。06年の時点からコーチなどとの関係を構築し、メダルの期待できる選手たちに日本の健康アクセサリーをつけてもらい、効能を説明し、体のケアにも役立ててもらった。そのうちに個人的な友人関係や信頼が生まれる選手たちもいて、金メダルを獲ったと報告してくれた時にはすばらしい感動を与えてもらったことを覚えている。ビジネス上も、オリンピックゲーム中に健康アクセサリーをつけてプレーしているTV放映や写真が雑誌で掲載されるため、それは莫大な販促効果があり、各メーカーの方々からも感謝の言葉を頂くなど、オリンピックは選手のみならず道具のサプライヤーにとっても、競技に参加しているような感動を与えてもらえる。

中国市場においては、もちろん中国の有名選手、人気のある選手と契約することが一番簡単で販促効果を期待できる方法だが、グローバルブランドとして考えるなら、1国に特化して考える必要もなく、複数国での知名度を考えた選手選定を私はよくブランド会社に薦めている。日本と中国の2国の例で言うと、日本ではトップクラスで有名な日本選手でも、中国では誰も知らないということもよくある。逆に日本でも有名だが、中国ではそれ以上に人気がある、という選手もいる。こういう選手と提携した方が、1人との契約で2国の市場の販促効果があるので、コストパフォーマンスが圧倒的に違ってくる。

■筆者プロフィール:竹田慎
Able Great Consultants Ltd CEO
米カリフォルニア州立大卒。95年より中国ゴルフビジネスに携わり、98年に北京竹田ゴルフを設立。香港では自身の海外経営の経験に基づいて、日本大手ブランドへの実践的海外市場戦略コンサルティングを展開中。