「カワイイ」、「萌える」といったイメージで形容される日本のサブカルチャー。その一角を担っているのが、全国各地に存在するご当地キャラだ。熊本県が生んだスター・くまモンは中国大陸や台湾、香港でも高い知名度を誇る。しかし、カワイイだけでは語れないのが日本のご当地キャラの奥深さなのだ。(写真は捜狐の10日付報道の画面キャプチャ)

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 「カワイイ」、「萌える」といったイメージで形容される日本のサブカルチャー。その一角を担っているのが、全国各地に存在するご当地キャラだ。熊本県が生んだスター・くまモンは中国大陸や台湾、香港でも高い知名度を誇る。しかし、カワイイだけでは語れないのが日本のご当地キャラの奥深さなのだ。

 中国メディア・捜狐は10日、「日本のマスコットはわれわれを笑わせようとしているのか」として、かわいさよりも気持ち悪さ、奇妙さが前面に押し出されたご当地キャラクターを紹介する記事を掲載した。

 記事がまず紹介したのは、京都・嵐山のご当地キャラクターとして誕生した「わたる君」だ。白いゴーストの出で立ちをした「わたる君」は、嵐山の名物スポット・渡月橋の模型を背負っている。そして胸には「渡月橋」の文字が。記事は「イラストこそカワイイ感じがするが、実体になるとこんな感じ・・・・・・」と画像を紹介。なんとなく周囲の画面から「浮いた」感じが否めず、その背中には寂しさを感じることを伝え、現地に行ったらぜひ彼と遊んであげてほしいとした。

 次に挙げたのは、北海道北斗市の公式キャラクター「ずーしーほっきー」である。ほっき貝のにぎり寿司をモチーフにしたデザインは決してカワイイとは言えず、むしろ若干の気持ち悪さが否めない。記事は、このキャラクターが市民投票で選ばれたものであり、プロフィールでは「何を考えているかわからない。突然四つん這いになるイキモノ。」と紹介されていると説明。そのうえで、「実のところ、何を考えているのか分からないのは、(投票をした)市民ではないのか」と辛口の評価をしている。

 記事はこのほか、有名どころとして愛知県岡崎市の非公認キャラクター「オカザえもん」のシュールなデザインと派生グッズの人気ぶり、かわいいイラストとは似つかぬほど実体では獰猛化、他のご当地キャラに噛みつきまくり、振り込み詐欺撲滅キャンペーンで警察に「逮捕」までされたことのある北海道夕張市の「メロン熊」も取り上げて紹介した。

 数えきれないほどのご当地キャラが出現している日本において、もはやカワイイだけの無難なキャラクターでは知名度は高まらず、彼らの最大の使命である地元のPRはままならない。今や、まさに「キャラが立つ」ような個性が必要なのだ。気持ち悪さ、シュールさも個性の1つなのである。(編集担当:今関 忠馬)(写真は捜狐の10日付報道の画面キャプチャ)