全国軽自動車協会連合会と日本自動車販売協会連合会の統計によると、今年7月の軽四輪乗用車新車販売台数は10万3947台、登録乗用車は24万4215台だった。すなわち、7月に売れた乗用自動車の3分の1近くが、排気量660cc未満の軽自動車だったことになる。(イメージ写真提供:(C)Hirotaka Ihara/123RF)

写真拡大

 全国軽自動車協会連合会と日本自動車販売協会連合会の統計によると、今年7月の軽四輪乗用車新車販売台数は10万3947台、登録乗用車は24万4215台だった。すなわち、7月に売れた乗用自動車の3分の1近くが、排気量660cc未満の軽自動車だったことになる。

 中国メディア・今日頭条は23日、「660ccの小排気量で、なぜ日本国民はノロマさに嫌気がささないのか」とする記事を掲載した。記事は、日本自動車協会が15年に発表したデータで、日本の家庭で保有する軽自動車の割合が54%に達したことを紹介。中国では排気量の大きい車が好まれ、最低でも800ccの排気量で660ccなど問題外であることを説明したうえで、日本でなぜ「非力な自動車」が愛されるのかと疑問を提起した。

 その答えとしてまず、ダイハツが発売する軽自動車・コペンのスペックを紹介。659ccの排気量ながらもターボエンジンによって最大出力は68馬力を実現、0-100メートル加速がわずか11.7秒、最高時速142キロメートルであるとし、「エアコンを付けて120キロで走っても問題ない」、「小排気量と低スピードはイコールではない」と説明した。

 さらに、日本の家庭で小排気量の自動車を使う場合、定員いっぱいに乗ることはなく、1人で買い物したり、子どもを迎えに行ったりすることから、パワー的には十分であるとも指摘している。記事はまた、コンパクトで低価格、維持費も安く、大きな排気量の自動車を持っていてもステータスにならないという社会観念、そして比較的長い時間を持つ小排気量自動車に対する「はっきりと言い表すことのできない愛着」も、日本国内における軽自動車人気を支えていると論じた。

 日本の軽自動車は、国土が小さくて道が狭く、小回りのきく自動車を必要とする日本の風土と、派手さよりも実用性を求めるという国民性にマッチした規格の自動車と言えるだろう。ハイブリッド車の登場によって燃費面での優位性は薄れたが、それでもやはりコンパクトさ、維持費の低さは大きな魅力だ。

 記事は、中国国内で軽自動車が普及するかについても考察している。広大な国土を持つ中国、飽和状態の大都市はともかく、やはりコンパクトなクルマよりもボリューム感のある自動車のほうが似合いそうだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)Hirotaka Ihara/123RF)