健闘を称えあう2人。ナーバスな気持ちを隠せなかったショーフスに対して、常に冷静だった森田あゆみ。

写真拡大 (全2枚)

 15歳森田あゆみの快進撃は止まらない。全仏ジュニア部門の準々決勝でショーフス(オランダ)相手に逆転勝ちを収め、準決勝への切符を手に入れた。

 1セット目を4-6で落とした後も、「焦りはなかった。まだ2セットあったし、これまでの経験から自信があった」と冷静にプレーを続ける。2セットを6-3で取り返した後、3セット目で再び4-2とリードを許しても落ち着きは崩れなかった。「むしろリードされるとやる気が出るタイプ」と後から振り返った通り、そこから森田が3セット連取。

 5-4とリードしたところで、ショーフスがドクターチェックを要求。明らかな時間稼ぎに、ベンチで待つ森田はそわそわと苛立ちを隠せない様子。しかしここでも、強いメンタルは崩れなかった。

「自分で気持ちを作って、集中した。とにかくファーストサーブを入れることだけを考えた。」

 そのまま6-4でゲームを決め、最後は笑顔でガッツポーズ。「今までの中でダントツ嬉しい」という大きな勝利で、応援に駆けつけた日本ファンだけでなく、地元フランス人もしっかり魅了してみせた。

 準決勝の相手はクレーが大好きだというオラル(ルーマニア)。今全仏直前のベルギー大会(クレー)で2-6 6-1 7-6(4)と苦い敗退を喫した相手だ。ただしそれだけに「対戦についてのイメージは出来ている。明日は悔しさをばねにリベンジ」とモチベーションも高い。1969年沢松和子の全仏・全英ジュニア制覇以来の快挙まで、あとわずか2つだ。