キャンピングカーにソーラー充電システムを装着するのは最近珍しくありませんし、先代プリウスにもサンルーフとソーラーパネルのセットオプションがありました。先代プリウスのそれは、車内の暑い空気を換気するという役割で、エアコンもより早く利くという効果もあったでしょう。

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新型プリウスPHVのソーラー充電システムは、太陽光発電から得た電力を駆動用バッテリーに充電することでEV走行が可能になるというのが大きな特徴。この点が世界初だそうです。

駐車中と走行時でモードが切り替わり、駐車中はソーラーバッテリーにためて、ある程度たまると駆動用バッテリーに移すという制御がされています。走行中は駆動用バッテリーではなく、12Vの補機バッテリーに送られます。

電装品などを動かす12Vのバッテリーの電気は、駆動用バッテリーから送られてくるシステムになっています。そのため、ソーラー充電システムのぶんだけ駆動用バッテリーの負担を減らせ、結果として燃費を良くすることが可能。

ソーラー充電システムは、最大出力180Wのパネル、車内のソーラーECU、ソーラーバッテリー(ニッケル水素)からなり、先述したようにソーラーバッテリーは発電電力の一時保管用電池として機能。

また、太陽光発電によってどれくらい発電されたかは、発電時の表示だけでなく、累積の発電量もインパネの大型ディスプレイで確認できます。

なお、ソーラー充電システムによるEV走行距離(充電量のJC08モード電費換算値)で、最大6.1km/日、平均2.9km/日だそうで、年間にすると約1000kmをソーラー充電システムでまかなえると試算されています。

(文/塚田勝弘 写真/前田惠介)

世界初!プリウスPHV屋根のソーラー充電システムで何キロ走れる?(http://clicccar.com/2016/08/27/395430/)