「年をとることで性器が衰えるのは、何も男性に限ったことではないんです」
 こう話すのは、EDドクターこと『浜松町第一クリニック』院長の竹越昭彦氏だ。“死ぬまで現役”でいるためには、当然、パートナーも必要だ。

 むろん、若い女性と付き合えるならともかく、シニア男性はやはり同世代の女性、若くても40代の熟女たちと関係を持つことが多い。そんな時、年齢とともに衰えるヴァギナの性質についても、ある程度知っておくべきだ。
 「そうでないと、パートナーの女性に余計な痛みや不快感を与えてしまうのです。逆に熟女のアソコを熟知していれば、セックスで悦ばれることは間違いありません」

 まず、女性は年をとるにつれ、「アソコが狭くなる」そうだ。つまり、締りがよくなるワケか!?
 「いえ、それは勘違いです。加齢とともに女性器も水分や脂分が失われていきます。すると膣は乾燥しやすくなり、“弾力”も失う。要は萎縮してくるんです」

 この状態で挿入すると、女性器に痛みを与える危険が高い。「性交痛」になる原因もほとんどがコレだ。
 「ゆえに、ローションなどの潤滑油は必需品なんです。また、挿入する際は処女を抱くように、ゆっくりと、パートナーの様子を伺いながら突入するべきです。女性は性行為中にわずかでも“アソコが痛い”と感じると、一気に快感が冷めます」

 次に知ってほしいのが、クリトリスの萎縮だ。
 「膣と同じ理由で、実はクリトリスも小さくなるんです。ただ、成人女性でもクリトリスは5〜7ミリほどなので、見た目や触った感覚では分からないだけ」

 だが、小さいながらも非常に敏感なクリトリス。わずか1〜2ミリ萎縮したとしても感度は悪くなる。
 「若い頃はクリトリスをなで回したり舐めたりすれば、ヨガり狂ったパートナーも、だんだん反応が悪くなります。これはクリトリス萎縮化によるもので、決して、男性の愛撫に問題があるわけでも、女性のヤル気に問題があるわけでもない。しかし、そのことを知らず『最近、感じないね』などと不用意なことを言うと、女性を傷つけるばかりです」

 感度が鈍るのは加齢のせいで、お互いさま。そういう優しい気持ちで挑むべきなのだ。また、膣の見た目も変化する。
 「明らかに変化するのは大陰唇です。顔や肌の張りやツヤがなくなるように、大陰唇もやはり弛んでくるんですね。また、膣の中の色も変わってきます。若い女性はピンク色ですが、加齢によって血流も悪くなると、白っぽくなるんですね。これも仕方のないこと。受け入れてあげてください」

 そして極めつけは、女性は加齢とともに“上つき”になるという。
 「加齢によって尻の肉が垂れ下がることで、膣口が前に押し出される格好になるんです。つまり、上つきになるんですね」

 ここから分かるのは、熟女向けの体位だ。
 「上つきの膣の場合、一番しっくりくるのは正常位です。逆に難しいのはバック。ですから、熟女とのセックスは正常位中心。お互い、向き合う形で楽しむのがベストなんです」

 ペニスが衰えるのと同じように、女性もヴァギナが衰える。いたわり合う気持ちで性を謳歌しよう。

竹越昭彦氏…『浜松町第一クリニック』院長。ED治療の第一人者で、バイアグラやレビトラ、シアリスといった治療薬のそれぞれの効果や服用法などに精通。著書に『40代からの心と体に効く【生涯SEX】のすすめ』(扶桑社新書)がある。