・「『よくお似合いですよ〜』という言葉はもう古いと私個人では考えています。今まで接客した事のあるお客様は、ほとんどの方が自分の趣味、自分が似合う服装をわかった上でご来店されます。店員さんに求めていることは、その服に合うコーディネートだったりするので特に、似合ってるとは言わなくていいと思います」

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・「似合わないものは、家に帰ってから誰かに似合わないと言われるであろうし、本人も気づいてもうお店に来なくなってしまうから、ちゃんと思ったことを言います。袖がヒラヒラした半袖を迷っていたお客様がいらしたのですが、二の腕のお肉がどうしても目立ってしまっていたので、『お客様にはこちらのほうが似合いそう!』などと違うものをすすめました」

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・「性格上、言葉や表情に嘘が出てしまうし、お客様も似合っていないものを購入したら、きっと後悔すると思うので、よりお客様の好みに近く、似合っているものを提案します。実際、試着していただいて、自身の目でも見ていただき、喜んで納得してお帰りいただく方が、売る側も気持ちがいいものです」

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「似合っていないなら、似合うと言う必要はない」との率直な意見はごもっとも。客が自分でちょっと変かしら?と思っているのに「お似合いです」と言われたら、わざとらしさに白けてしまうかもしれません。ただし「お似合いですね」がなくても、その後のフォローはさすがに皆さんプロですね。

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「お似合いですね」と言う、言わないは、お店の方針による部分もあるのかもしれませんが、お客さまに気持ちよくお買い物をしてもらいたいという気持ちは共通でした。率直な意見が欲しい場合、本音でアドバイスしてください!って頼むのも手かもしれませんね。

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文/craft-ark

※暮らしニスタ編集部が販売経験のある女性100人を対象に実施したアンケート調査より

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