25日、中国台湾網によると、台湾で中国人観光客が犠牲となったバス炎上事故が起きて以来、台湾を訪れる中国人観光客の数が急激に落ち込んでいる。写真は台湾桃園国際空港。

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2016年8月25日、中国台湾網によると、台湾で中国人観光客が犠牲となったバス炎上事故が起きて以来、台湾を訪れる中国人観光客の数が急激に落ち込んでいる。また、7月は前年同月比15%減とここ数年で最大の下げ幅を記録。中国人客が初めて70万人を突破した日本とは対照的な形となった。台湾では旅行会社の倒産ラッシュが懸念されている。

現地ではこのほど、中国からの団体客を専門に扱ってきた創世記旅行社が業務を突如停止した。台湾・中時電子報は「蔡英文(ツァイ・インウェン)政権がスタートしてからの約3カ月間で中国人客減少により倒産した初めての旅行会社」と報道。同社は22日深夜に従業員に対して業務終了を告げ、「未払い分の給与は支払えない。責任者はすでに台湾から出ている」と表明した。

今年3月の中国人の台湾旅行の申請は1日約5000件に上ったが、5月20日の新政権発足以降は1000件に満たない日がたびたびあった。7月19日には中国人観光客24人を含む乗員乗客26人が死亡するという観光バス炎上事故が発生。先週の申請数は2桁にとどまり、金馬澎(澎湖、金門、連江)離島ツアーは3日連続でゼロという事態に陥った。最近は団体客に加え、比較的堅調だった個人客も申請が減り始めた。台湾・聯合報によると、観光業界の現状に危機感を抱く関係者らは1万人を超える規模のデモを計画しており、当局に窮状を訴えて改善策を求める考えだ。(翻訳・編集/野谷)