26日、新快報によると、中国広東省広州市で23日、勤務中に電線から火が上がっているのを見かけたバス運転手が車両を止めて消火を試みたところ、この行動が原因で乗客から非難されるという事態が起きた。資料写真。

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2016年8月26日、新快報によると、中国広東省広州市で23日、勤務中に電線から火が上がっているのを見かけたバス運転手が車両を止めて消火を試みたところ、この行動が原因で乗客から非難されるという事態が起きた。運転手に対するクレームについて、人々の反応は分かれている。

運転手の潘さんが出火に気付いたのは夜7時ごろ。通勤ラッシュの時間帯で、車内は乗客でいっぱいだった。前を走る車が次々と車線変更をするのを不思議に思った潘さんがさらに先に進むと、窓の外には黒煙の上がる電線が。潘さんは乗客に消火活動に当たることを告げ、車内にある消火器を持って火を消しに行った。しかし、火はなかなか消し切れず、潘さんが2本目の消火器を取りに戻ったところで乗客から「帰宅が遅れる」と不満が続出。潘さんはやむなく119番通報し、バスを走らせた。

この行動について、ある乗客はバス会社に「われわれの時間を無駄にした。消火なんかしないで直接、通報すべきたった」と電話を入れており、潘さんは「早く火を消さなければという思いだけだったが…。まさかこんな反応があるとは」と肩を落とした。ただ、事情を知った会社は潘さんを処分せず、弁護士も「より大きな損失が出ることを防ぐ行為。乗客に理解を求めたい」と支持する考えを示している。また、ネット上でも潘さんを称賛する声が多数上がっているが、中には「停車中に後ろから衝突されたら誰が責任を取る?」「良い行動をするのはいいが、乗客の利益も考えるべき」という意見もあった。(翻訳・編集/野谷)