オーストラリア・メルボルン発祥のナチュラルコスメ「Aesop」
オーストラリアでは、コスメも食品や生活用品同様ナチュラル志向。マーケットなどで見かける手作り石けんやアロマセラピー関連商品なども含め、オーガニックコスメやナチュラルコスメ(自然派化粧品)の種類がとても豊富です。もちろん日本の百貨店にあるような欧米コスメブランドも揃っていますが、多種多様なブランドが展開されている韓国コスメのような状況とも違います。

今回は、いくつかのオーストラリアコスメの中から、私が訪れたメルボルン発祥のコスメ「イソップ(Aesop)」を中心にご紹介したいと思います。
日本にも上陸している「ジュリーク」
日本にいると、「メイド・イン・オーストラリアのコスメなんて知らないわ」と思われるかもしれません。日本に最初に上陸したのはオーガニックコスメの「ジュリーク(Jurlique)」でした。日本で「オーガニック」という言葉がまだ言われ始めたばかりの90年代後半、ジュリークは、オーガニック先進国オーストラリアのコスメブランドとして、日本でも美容家やコスメ通の間では評判となっていました。現在では通販サイトでの販路も充実し、百貨店では高級コスメと並んで販売されています。すでに日本市場では定着しているといって良いでしょう。
メルボルン生まれの自然派コスメ「イソップ」
ジュリークの次に日本に上陸したのが、1987年にメルボルンで生まれた「イソップ(Aesop)」です。名称は「童話のイソップ」にちなんで名づけられたそうです。商品数は現在70種類以上あり、スキンケア、ヘアケア、ボディケア、フレグランス用品を中心に展開されています。

イソップはジュリークがオーガニックを全面に出していたのに対し、植物由来の成分を主原料としながらも、ナチュラル成分一辺倒ではなく、肌に優しい化学的な原料も使っています。オーガニックコスメではありませんが、着色料、鉱物油、人工香料、パラベン、パーリング剤、シリコンを一切使用せず、動物実験も行っていないことも、消費者からの支持や信頼を集めています。

パッケージもとってもシンプルでスタイリッシュ。ユニセックスなデザインですので、男女関係なく利用できます。最近では高級ホテルのアメニティに採用されるほど、そのデザイン性の高さ、商品のクオリティが評価されています。

いわゆるスターなどを使ったお金のかかる広告を投入した宣伝もしませんし、製品のクオリティや個性的なデザインで勝負するという姿勢を貫いている企業精神を感じます。いまでは世界の有名百貨店などでも必ず見かける人気ブランドに成長しています。

店に入ると、このブランドが店のインテリアデザインにも力を入れていることが一目でわかります。店内はシンプル&モダンなインテリアで統一。容器もシンプルで割れにくいプラスチック素材の遮光瓶を採用していますので、洗面所で落として割れるという心配もなし。店舗内には、クレンザーやハンドウォッシュなどを気軽に試せるよう、洗面施設も設けられています。メルボルンにある直営店は、周囲の環境に合わせたインテリアになっており、そのスタイルは、日本をはじめ世界の直営店などでも同様だそうです。
必要ないときも使いたくなるアロマの香りに癒されて
私がイソップに魅かれる大きな理由は、その「癒される香り」にあります。愛用している「レスレクションハンドウォッシュ」は、特に手を洗わなくてもいいときでも、その香りが嗅ぎたくなると、用もないのに手を洗いに行ったりするくらいのお気に入りです。洗浄効果や原料の品質ももちろん重要ではありますが、イソップならではの自然な香りは大いに癒しになってくれています。毎日使うコスメですので、癒される使い心地であることも、コスメ選びにおいては大切なことではないでしょうか。

(写真・文ともに木谷朋子)