『<10秒00の壁>を破れ! 陸上男子100m 若きアスリートたちの挑戦』(高野祐太/講談社)

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 リオ五輪陸上男子400mリレーで、日本が銀メダル獲得という史上初の快挙が成し遂げられた。そのリレーメンバーである山縣亮太、桐生祥秀の速さが生まれた原点、そして0.01秒を縮めるために進歩する技術を描いたスポーツ・ノンフィクション『<10秒00の壁>を破れ! 陸上男子100m 若きアスリートたちの挑戦』が2016年2月25日(木)に発売され、“チーム侍”のメダル獲得を機に、発売以来ふたたび注目が集まっている。

 同書では、山縣へのインタビュー取材を軸として、山縣・桐生の両選手が互いに高めあってタイムを縮めていく姿が描かれている。山縣の幼少期からの俊足エピソードや、タイムを縮めるために物理学の公式を用いる独特の姿勢、ライバル・桐生の華々しい登場で揺れる心。そして、ふたりの後を追う若手たちの台頭などがドラマティックに描かれる。

 また、彼らを支えるシューズメーカーの技術力が飛躍的に進歩していった過程もあきらかにしており、“陸上界の豆知識”もたっぷり。その他にも、短距離走のタイムをわずかでも縮められるヒントが満載だ。

 不可能を可能にした4人のおかげで、4年後に向けてさらに期待がふくらんだ日本の陸上男子。「勝敗を決するのは、ほんの一瞬」というストイックな彼らの世界に、足を踏み入れてみては?

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