『日本一当たる!懸賞達人ガイド』(懸賞なび編集部/白夜書房)

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 去年末、年賀状を出そうと思って年賀はがきを買ったのだが、結局1枚も書かずに年が明けてしまい、年賀はがきって金券ショップで売れるのだろうか、なんてことを考えつつそのまま放置していた。1枚の金額は大したことないとはいえ、塵も積もれば山となる。かといって、普段LINEやメール、電話でのやりとりしかしない筆者は、日常ではがきを使うことがない。

 そんな時、何かの雑誌の特集で、懸賞を副業にしている夫婦の特集が組まれていた。懸賞なんて運だし、当てる方法なんてないのでは……と思っていたのだが、先日『日本一当たる!懸賞達人ガイド』(懸賞なび編集部/白夜書房)という本まで見つけてしまった。懸賞で当てるにはコツがあり、達人は圧倒的に多数の賞品を当てているのだそう。

 基本的に懸賞の類はスルーして生きてきた筆者だが、これを読んでやってみたくなった。本書によると、懸賞は、ネット応募よりはがきでの応募がねらい目。また、懸賞担当者が「読みたい!」と感じるよう、「心に残るはがき」を目指してデコはがきを作成するのが効果的とのこと。デコはがきにすることで、「応募にちゃんと手間と時間を割いている」「本当に欲しいと思っている」という、応募に対する思いを伝えることができるそうだ。たしかに自分が読む側なら、ただ文字だけが書かれた素っ気ないはがきより、手をかけられているデコはがきに目がいくだろう。よく当たる達人たちは、みんなオリジナリティ溢れるはがきを作成していた。

 そこで、本書に掲載されている懸賞で当たりまくっている人たちのはがきを参考に、筆者もデコはがきにチャレンジしてみた。

まずは、材料を揃える

 コストがかかりすぎると懸賞に応募する意味がなくなるので、材料は100均で売っているもので揃えた。あとは放置していた年賀はがき。達人たちも、100均のアイテムを愛用している様子。家に余っているシールを活用するのも手。絵が描ける人は、絵も添えるとよりオリジナリティが高まる。

マスキングテープやシールで好きなようにデコレーションして、必要事項とコメントを記入

 必要事項とコメントを書く場所がなくならないように、最初は大まかに枠だけ作って記入し、あとからバランスを見つつデコレーションするのがやりやすい。応募する内容もある程度考えながらデザインを考えると、より喜ばれ、当選率も上がるとのこと。

 懸賞には、オープン懸賞とクローズド懸賞というものがあり、オープンは誰でもすぐに応募できるもの、クローズドは商品を購入してレシートやバーコードを集めるなど、条件が加わっているもののことをいうようだ。本気で狙いにいく場合は、クローズド懸賞の方が圧倒的に当選しやすいらしい。期間が短かったり、地域限定だったりするとなお良し。とにかく母数が限られそうな懸賞で、選ぶ時に人の目で見て選ぶような懸賞がねらい目なのだとか。詳しくは本書に分かりやすく書いてあるので、それを読んでほしい。

10枚ほど作ってみた。あとは出すだけ

 限られた材料で作ったので、全体的に少し似てしまったが、初めてにしてはそこそこ良い出来なのではないだろうか。小学生〜高校生くらいの時、ノートをカラフルにまとめたり、ルーズリーフに書いた手紙を可愛くデコレーションしていたりしていたことを思い出し、懐かしい気持ちになった。

 メールやLINEもいいが、たまにはこうやってアナログな形ではがきを書く、というのもいいものだ。やってみると思っていた以上に楽しいので、今まで懸賞に応募してこなかった人にも、ぜひ一度デコはがきを作って送るというのをやってみてほしい。出したばかりなので結果はまだ分からないが、懸賞への応募にはまる人の気持ちが少し分かった気がする。あとは、わくわくしながら結果を待つだけだ。

文=月乃雫