彩り豊かで旅の楽しみの1つとなっている日本の駅弁。ご当地弁当も多く、常に新商品が発売され、その種類は3000を超えるとも言われている。日本人にとって、食は腹を満たすだけではなく、生活に彩りを与える存在だと言えるだろう。(イメージ写真提供:(C)Sakarin Sawasdinaka/123RF.COM)

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 彩り豊かで旅の楽しみの1つとなっている日本の駅弁。ご当地弁当も多く、常に新商品が発売され、その種類は3000を超えるとも言われている。日本人にとって、食は腹を満たすだけではなく、生活に彩りを与える存在だと言えるだろう。

 この点、日本と中国は大きく異なっているようだ。中国メディアの捜狐はこのほど、中国人の誇りである高速鉄道には、日本の新幹線にあるような美しくておいしい駅弁がないと指摘する記事を掲載。中国の高速鉄道にも駅弁はあるものの、レベルがまったく違うという。

 記事はまず、中国高速鉄道は総延長距離で世界一、乗り心地も上々で、新幹線にも決して負けないと主張。しかし、弁当に関しては、「日本の新幹線に秒殺される」と、日本との差を嘆いた。日本の駅弁は盛り付けやテーマにもこだわっており、見るだけでも楽しくなるほどだが、中国の弁当は茶色一色で、食欲はそそられない。そのうえ種類も3、4種類しかなく、どれも似たり寄ったりだ。しかも価格は高く、販売員の態度も高圧的で「誰が大金をはたいて買いたいと思うだろうか」と主張。そして、「中華料理の人気は日本料理よりずっと上なのに、高速鉄道に乗った途端、日本に完敗するのはなぜなのか?」と疑問を投げかけた。

 高くて品質の悪い中国の駅弁ゆえ、列車内でインスタントラーメンを食べて飢えをしのぐ中国人は多い。食事時になると、密閉された車内はインスタントラーメンの臭いが充満するほどだ。

 記事は、中国高速鉄道における駅弁のニーズは大きいにもかかわらず、日本のように発達しない理由は「独占経営」だと指摘。民間経営にして質を向上させた新幹線の方針を称賛し、中国も日本のように多くの企業に競わせたら、駅弁も品質向上や価格の引き下げを実現でき、利益にもつながると論じた。日本の駅弁は永きにわたる弁当文化を持ち、食の美しさを追求してきた日本独自の文化であり、日本の業者が中国の駅弁市場に参入すれば大人気になることは間違いないだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Sakarin Sawasdinaka/123RF.COM)