25日、大気汚染は中国人に健康被害を生じさせるだけでなく、中国の都市部に極めて厳しい暑さをもたらしている。資料写真。

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2016年8月25日、大気汚染は中国人に健康被害を生じさせるだけでなく、中国の都市部に極めて厳しい暑さをもたらしている。環球時報が伝えた。

米メディアによると、中国の各都市を覆いつくす大気汚染が都市の熱効果を高めており、気温を1度上昇させている。専門家が学術誌ネイチャー・コミュニケーションズに掲載した研究論文では、ヒートアイランド効果によって都市は農村よりも暑くなりがちだが、最も被害が大きいのは大都市ではなく、ある特定の大気汚染が深刻な都市だとされている。

論文を執筆した米イェール大学の気象学者・李旭輝(リー・シューフイ)教授は、衛星を通じて得たデータによるこの研究で、中国における環境汚染がヒートアイランド効果を助長させていることが初めて明らかになったと話している。

ただ、大気汚染のすべてがヒートアイランドを助長するわけではなく、PM2.5のような微小粒子状物質には逆に保護作用もあるという。PM2.5は呼吸器疾患や心臓病、がんリスクを高めるが、その一方で、太陽光を遮り、都市の気温上昇を抑える働きもすることが分かっている。

それよりも大きな道路の粉じん、調理や石炭を燃焼させたばい煙、砂じんなどは放出する熱量が大きく、健康にも有害で、人口45万人のクムル(哈密)市は人口1400万人の上海よりもヒートアイランド効果が3倍に上るという。

李教授は、「大気汚染の改善は、健康被害を抑制するだけでなく、気温を下げることにもつながる」と話している。(翻訳・編集/岡田)