夏だ! 花火だ! ビーチリゾートだ!
気温の上昇とともにあがりきったボルテージに身をゆだね、すでに家族や恋人、友人たちと最高の夏を満喫した人も多いことでしょう。一緒に写真を眺めながら思い出を語り合う……そんな時間を共有するのはとても素敵なことですよね。でも、案外あなたの心身は“お一人さま”を求めているかも?
今回は、「一人旅で得られる3つのこと」についてお話したいと思います。

【得られること・その1】 新たな人との出会い

友人や恋人とすごすイベントは、一緒にいること自体が楽しくて話も弾みますよね。そんな会話の時間は、当然ながら一人旅にはありません。代わりに、移動中の公共機関の職員さん、訪れた施設の受付の人、レストランの店員さん、「写真をとってください」と声をかけてきた人、道をたずねてきた外国人ツアリスト――たかだか1日・2日の旅だとしても数えきれない人とふれあい、出会えることに気づきます。
食事も、一人だとカウンター席になる率があがり、厨房のシェフや隣り合わせたお客さんと話がはずむことも。誰かといると話しかけられなくても、お一人さまには声をかけてくれる人がたくさんいます。とくに観光地なら“お一人さま対応慣れ”しているので、意外にもすごしやすさを感じるかもしれません。
普段出会えない、もしくは出会っても素通りしてしまうような人たちと交わす言葉や笑顔は、日常にもどってからのあなたのエネルギーになるはず。

【得られること・その2】 素の自分の「好き」への発見

一人ぼっちを寂しいと感じて、一人旅を敬遠してしまう人も多いでしょう。でも、キレイだと思った景色を誰の意見にまどわされることなくキレイだと感じる。憧れつづけてたどり着いた場所がショボくてがっかりしても、「だからやめようっていったのに〜!」なんて文句をいわれることもなく、ただ自分を笑える。そんな「かざる必要も気をつかう必要もなく、のびのびとすごせる時間に案外目覚めてしまった」という話もよくききます。
地図を片手に自由気ままに歩いていると、その土地の風の感触、川のせせらぎや空の色、はたまたウィンドウの向こうのお土産グッズにまぎれた、売り物ではない置き物――などなど、ふいに惹かれて立ちどまることが何度かあるはず。自分はこんなことに惹かれる感性があったのかと、自分の「好き」に対する発見が得られるでしょう。また、「こんなことに感動するなんて、知らないうちにけっこう疲れていたのかも……」なんて日ごろのストレスに気づくことも。
ほかにも、景色を眺めていたら意外な人の顔が浮かんできたり、次は○○ときたいな……と大好きな人を再確認したりと、「好き」「嫌い」「苦手だけどいける」がクリアになるのを感じられると思います。それらの発見がのちのち、もしかしたら転職や結婚といった大きな決断の判断材料となり、あなたの人生をガラッと変えてしまうこともあるかもしれません。

【得られること・その3】 道を切り開く、自信

なにを大げさな、と思われたでしょうか。でも学生がよく「自分探しの旅」から、少し上がり気味のアゴで風をきって帰国するように……、自分と向き合う時間が多い一人旅の時間には自信がつく、すなわち自分を好きになれる要素がたくさんつまっています。
「女性は地図が苦手」なんて言われますが、それを理由にいつも移動は彼や友だちに頼りっぱなし、道をきくのも旅館に連絡するのも彼まかせ、という人も多いのでは? “お一人サマ”がブームにはなったけど、カフェ以外でひとりで食事なんてとんでもない! という人もまだまだいることと思います。
普段は“NO”で通すことをひとつひとつクリアしていく――そんな地道な作業に、ドキドキしながらもいつの間にかわくわくしている自分を感じたら、それは成長の証。休み明け、仕事や趣味で「一歩先」を楽しく欲張れる自分になっていることにふと驚くことでしょう。

いかがでしたか? “一人旅マスター”な女子もたくさんいるなか、まだ一人旅をしたことがないというシャイなあなたはまず、日帰りの遠出からのチャレンジをおすすめします。なにごとも、ぜったいクリアできる目標から攻略していくことが成功のカギ。少しでも気になったのなら、紅葉シーズンで日本各地が混雑しすぎる前にぜひトライしてみて。その一歩で、人生が変わっていくかも!?