中国の経済規模が日本を抜いたことで、中国ではしばしば日本経済を「下に見る」ような報道を目にすることがある。成長を続ける中国経済と対照的に、日本経済が停滞していることもこうした報道に拍車をかけているようだ。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 中国の経済規模が日本を抜いたことで、中国ではしばしば日本経済を「下に見る」ような報道を目にすることがある。成長を続ける中国経済と対照的に、日本経済が停滞していることもこうした報道に拍車をかけているようだ。

 だが、中国メディアの百度百家はこのほど、中国人の多くは「日本は昔のまま強大」という印象を抱いていると伝える一方、日本の製造業は低迷し、貧困層も拡大している日本は「すでに強大な国ではない」と主張した。

 記事は、中国の国内総生産(GDP)がすでに日本の約2倍に達していることを指摘する一方、日本の一人あたりGDPは中国の10倍もあると紹介。物価や購買力の影響を差し引いても、日本人の一人あたりの所得は中国を大きく上回っているのが現実であると論じた。

 だが、現在の日本経済が低迷していることは事実であり、「10年前の日本は高い技術力で世界をリードする製造業があった」と指摘、日本人の誇りだった日本の製造業も一部は中国に買収されたり、事業を売却したりしていると主張した。また、一部の統計を引用し、中国のハイテク製品のアジアにおける輸出シェアは2000年は9%だったが、現在は50.7%まで上昇する一方、日本の同シェアは25.5%から7.7%まで減少していることを指摘し、ハイテク製品の分野でも日本の存在感が低下していることを紹介した。

 さらに、日本では貧富の差が拡大し、貧困層も増えているのが事実と指摘。日本を訪れる中国人旅行客は日本人の民度を称賛するとしながらも、「多くの中国人は日本に対する印象が、かつての強大な日本のまま止まっている」と主張し、中国に足りない点が多く存在するのは事実だが、中国は多くの点で日本を追い越しているのが真実であると主張している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)