中国で生まれ、日本に根付いて進化を遂げたラーメンは、いまや日本食を代表する料理の1つだ。インスタントからお店で食べる本格的な物まで幅広く、その味付けはまさに千差万別だ。ご当地ラーメンも生まれつつある中、やはり地域によっては好みに違いが現れるのではないだろうか?

そこで、Jタウン研究所は、「醤油、とんこつ、みそ、塩...好きなラーメンは?」をテーマに、都道府県別のアンケート調査を行った(総得票数1065票、2016年7月27日〜8月22日)。はたして、その結果は――。

味は無限だが、王道が強さを見せた



全国的に醤油ラーメンの人気は高く、全体の33.2%の支持を集めた。それをとんこつ(25.5%)が追いかけ、みそ(23.6%)、塩(14%)と続いた。

地域別に見ていくと、それぞれのご当地ラーメンの影響をうかがわせる好みの差が浮き彫りになった。

まず、図の中でも特に目立つのが九州のとんこつ勢力だ。特に九州は鹿児島以外のすべての県がとんこつを支持しているという徹底ぶり。今や全国で愛されるようになった博多ラーメン、久留米ラーメンなどのとんこつラーメン文化の膝元ということもあり、影響は強いようだ。

だが、関東の醤油勢力も見逃せない。二郎系、激辛系、その他の様々なラーメンがひしめく関東において、確かな存在感を放っている。日本のラーメンの元祖とも言えるオーソドックスなスタイルだが、王道ゆえの強さを見せつけた。関東以外も、東日本は総じて醤油優勢だ。

個別の地域で気になるのは富山だ。

醤油が1位を取っている裏には、他のラーメンとは一線を画した黒いスープが特徴のご当地ラーメン「富山ブラック」の影響を感じさせた。醤油を多く使った塩分の高いスープで、ご飯との相性もばっちりの逸品だ。

富山ブラック(Zengameさん撮影。flickrより)

一方、味噌ラーメン界の首都・札幌を擁する北海道は、味噌派が34.6%と全国平均よりやや強いものの、首位は醤油ラーメン。ひと口に北海道ラーメンといっても、旭川は醤油、函館は塩などその差は大きく、必ずしも味噌が道内全体で覇権を握っているわけではない――という実情が、今回の結果からもうかがえた。