審査員をつとめたLittle Glee Monster、石原慎一、北原十希明(撮影・桂伸也)

 “リトグリ”こと6人組女性ボーカルグループのLittle Glee Monsterが25日、都内でおこなわれた、「映画『ジャングル・ブック』大ヒット御礼 あなたが歌う『君のようになりたい』ファイナルイベント」に審査員長として登場した。彼女たちと同じように、歌の楽しさをアピールする秀逸なグループ同士のグランプリ争いの審査をおこなった。

 この日は、劇中で歌声を披露したジャングルのサルたちを支配する王キング・ルーイを演じた声優の石原慎一と、モーグリ役の北原十希明、ダンサーのBOWがゲスト審査員として参加。また、サプライズで映像コメントを寄せたリオ五輪、女子卓球団体銅メダリストの伊藤美誠選手と友人であるという、メンバーのmanakaは、銅メダルを触らせてもらったことを明かした。

 『ジャングル・ブック』は、ジャングルの動物に育てられた人間の少年モーグリと、彼を取りまく動物たちとの絆や葛藤を描いたドラマ。1967年のオリジナルアニメからリメイクとなった本作は、少年以外はすべてCGで表現した最先端の映像テクノロジーによる映像美が話題を呼んでいる。

 この日おこなわれたイベントは、映画『ジャングル・ブック』の大ヒット公開を記念して開催されたもので、2人以上のハーモニーパフォーマンスをおこなうグループを募集、この日のステージでグランプリを競うというもの。映画の日本語主題歌である「君のようになりたい」を歌ったLittle Glee Monsterの6人が審査員長を担当した。

 ファイナルのステージに現れた5つのグループを審査した感想としてメンバーのアサヒは、「こういう審査というのは初めてでしたので悩みました。皆さんそれぞれにいいところがあるし、みんな100点だな、って」と、どのグループも実力伯仲だったとコメント。またMAYUは「本当に皆さん、どのチームも一人ひとりがすごく個性的でした。私たちも楽しませていただきましたし、勉強させていただくところがたくさんありました」と有意義な時間を過ごしたと語った。

 今回このイベントの課題曲として5つのグループが歌った「君のようになりたい」は、1967年に公開されたオリジナルアニメ『ジャングル・ブック』の主題歌「I Wanna Be Like You」の日本語版。麻珠は本曲について「自分のあこがれの人とか、あこがれているけど少しライバル心がある人とか、いろんな視点から見たあこがれの人を思い浮かべて聴ける曲。誰しもそういう人はいると思うので、そういう人を思い浮かべて聴くと、すごく共感できる歌詞になっていると思います」と改めてこの曲をアピールした。

 かつてオリジナル版の日本語吹き替えでも、同役にて出演した石原は「15年前くらい吹き替えをさせていただいて以来、大好きな作品なので、こうして実写/CGでリメイクしていただいたことも本当に嬉しかったし、『I Wanna Be Like You』をいろんな人が歌ってくれる日が来るなんて、本当に幸せです!」と感慨深く語った。

 またこの日は、サプライズとして先日行われたリオ五輪で、卓球女子団体で銅メダルを獲得した卓球の伊藤美誠選手からのコメントが到着。伊藤選手と友人であるmanakaは「昨日ちょうど一緒にご飯を食べて、メダルを持たせてもらったんです! 何も聞いていなかったからメッチャびっくりした」と大いに驚いた様子。さらに「今回、この歌をうたうことを話したら『見てみたい』と言ってくれて、すごく嬉しかったです」と普段の仲睦まじい様子を明かした。(取材・桂伸也)