ハリルホジッチ監督から負傷の事実が明かされた槙野。27日のアウェー神戸戦も出場は困難か。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 浦和レッズのDF槙野智章に、よもやの事態が起こってしまった。
 
 ヴァイッド・ハリルホジッチ日本代表監督によるワールドカップアジア最終予選メンバー発表の記者会見で、「15分前に良くないニュースを受け取った」と、負傷したことが伝えられた。

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 ハリルホジッチ監督は槙野について「15分前に槙野に関して悪い情報が来ました。怪我をしたということですね。検査の結果が良くなかった。日曜日に来てもらって、そこで様子を見たい。我々のメディカルスタッフの分析と、もしかしたらもう一度メディカルチェックが必要になるかもしれない。槙野はパフォーマンスが良くなってきたところなので残念です」と会見で話した。
 
 大原サッカー場で行なわれたこの日の浦和のトレーニングで、槙野は全体練習に姿を見せなかった。昨日は通常メニューを消化しており、クラブの広報担当は「足にハリがあるために今日は別メニュー調整です」と説明していたが、その状態は予想以上に悪いものだったようだ。
 
 浦和で3バックの左サイドを務める槙野は、守備陣の一角として安定したプレーを見せる一方で、攻撃時には積極的に前線まで駆け上がるスタイルがミハイロ・ペトロヴィッチ監督の戦術のなかで重要なポイントになり、代えの利かない存在になっている。
 
 今季、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)とJリーグを並行して戦ってきている浦和は、2月24日のシドニーFC戦から8月20日の川崎フロンターレ戦までの約半年間で公式戦34試合を消化している。
 
 そのなかで、槙野はリーグ戦2試合の出場停止と、ACLでグループステージ突破を決めた後の浦項スティーラーズ戦を除く31試合に出場している。それも、22分で退場処分となった7月2日のアビスパ福岡戦以外の30試合はフル出場だ。
 
 槙野はクラブを通じて「日本代表に選出していただき、大変光栄です。怪我の状況によりどのようになるか分かりませんが、日の丸を背負う責任と誇りを持って、勝利に貢献できるようにがんばりたいと思っています。応援よろしくお願いします」というコメントを残しているが、本人の言葉の通り状況は不透明だ。
 
 ハリルホジッチ監督は8月28日の集合日に状態を確認することを明かしたが、日本代表、浦和、槙野の三者すべてにとって難しい状況になってしまった。ピッチ外でのムードメーカーとしても貴重な存在だけに、どのような判断が下されるだろうか。
 
取材・文:轡田哲朗(フリーライター)