電力の自由化とは?電気代プラン“セット割引”を徹底比較!

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2016年4月にスタートした電力の自由化。よく最近、電力自由化という言葉をテレビやインターネットで見かけますが、すでに2000年から始まっていたのをご存知ですか?とはいえ、いまいちピンときていない人にとっては興味のない話。そこで今回は、電力の自由化について基本とポイントをおさらいしていきましょう。「私たちの生活に どう影響するのか?」など、大事なポイントを理解したあとは電気料金のプランも比較していくので、ぜひ今後の参考に役立ててみてはいかがでしょうか。

■ 電力の自由化とは?

生活に欠かせない電力。何をするにも"電力=電気"がなければ不便で生活できません。その電力を「地域の電力会社」から買って私たちは生活しています。

※地域の電力会社とは、中部電力や関西電力などエリア別で電力を管轄する大手10社。

「電力を買う」と言ってもピンとこないかもしれませんが、使ったぶんの電力を"電気代"として支払っているのですから、結果的には買っているのと同じ。このように、これまで地域の電力会社が供給していた電力ですが、今後は大手10社以外の電力会社も一般家庭に電力を供給できるようになりました。それに伴い様々な電気料金のプランも登場しています。そうした複数あるプランの中から、それぞれの家庭で電力会社を自由に選べるようになったルールが電力の自由化です。つまり、今までは地域の電力会社から電力を買うのが当然だったのに、これからは「どの電力会社から電気を買うか」自分で"電気を選ぶ時代"になったわけです。

■ 電力の自由化で何が変わる?

電力会社が設定している料金プランはサービスやメニューも豊富で、トータルすると大小あわせて700社を超える電力会社が存在している現状。ユーザーは料金プランを比較しながら自分に合った電力会社と契約し、電力を供給してもらうという仕組み。これが電力の自由化で可能になった最大のポイントですね。インターネットでも電気の料金プランを比較するサイトが増えていますし、たとえばソフトバンクでんきやエネオスでんきなど、テレビCMで見たことがある人も多いと思います。

料金プランやサービスといったメニューの選択肢が増えることで、上手く活用すれば今よりも電気代が安くなり節電につながるという点が大きなメリット。また、安くなるのは電気代だけでなく、電力会社によっては電気とセットにすることで携帯代が安くなるプランやガス料金が割引されるプランなど色んな組み合わせもあるようです。たとえ電気代が下がらないとしても携帯代やガス代、またはポイントが貯まるなど、ほかのサービスと連携したセット割引でトータル的に得をする料金プランが増えています。

■ セット割引の特徴と組み合わせ

セット割引は地域に応じて適用されるプランが異なるため、まずは「自分が住んでいるエリアで利用できるサービスか?」をチェックする必要があります。たとえば、ガス会社の電気プランは地域性が強く、地域の電力会社と提携しているケースが多いので、セット割引を比較する際は対象エリアも確認するのが基本です。

■ 携帯電話+電気のセット割引

<特徴>
毎月の携帯代が安くなったりポイントがもらえたり、そのほか特典などが受けられる。月々の使用量によっては電気代も割引されるプランもある。

◎ ソフトバンクでんき(Softbank)
対象エリア・・・基本的に全国。地域に応じてプランが異なる

◎ auでんき(KDDI)
対象エリア・・・基本的に全国。地域に応じてプランが異なる

■ ガス+電気のセット割引

<特徴>
ガス会社が提供する電気プランで、セットで契約するとガス料金の割引が受けられる。さらに、ポイントが貯まるお得なプランもある。

◎ SHIZGASでんき(静岡ガス)
対象の地域・・・東京電力、中部電力のエリア

◎ 東京ガスの電力(東京ガス)
対象の地域・・・東京電力のエリア

◎ 西部ガスの電気(西部ガス)
対象の地域・・・福岡、熊本、長崎

◎ 大阪ガスの電気(大阪ガス)
対象の地域・・・関西電力のエリア

■ インターネット+電気のセット割引

<特徴>
インターネットのプロバイダーが提供する電気プランで、基本料や通信料の割引が受けられ、さらにポイントの還元が受けられるセット割引などもある。

◎ J:COM電力 家庭用コース(J:COM)
対象の地域・・・北海道電力、東北電力、東京電力、関西電力、九州電力のエリア

◎ eo電気(eonet)
対象の地域・・・関西電力のエリア

◎ 東急でんき(東急パワーサプライ)
対象の地域・・・東京電力のエリア

◎ 東京ガストリプル割(東京ガス)
対象の地域・・・東京電力のエリア

■ ポイントが貯まるセット割引

<特徴>
月々の電気代に応じてポイントが貯まる電気プラン。電力会社によって取り扱っているポイントが異なりますが、携帯電話やガス会社、インターネットプロバイダーなど、ほとんどのセット割引にポイント還元が付いているようです。主にTポイント、楽天スーパーポイント、ポンタ、WAON、東急ポイント、dポイントなどが対象になっている場合が多いので、ポイントカードがない人は電気の申し込みと同時にポイントカードも発行しておくと便利ですね。

■ FIT電気(再生エネルギー)の電力会社

<特徴>
FIT電気とは、太陽光発電(ソーラー)、や風力発電、バイオマス発電などの再生可能エネルギーを言い、国の"固定価格買取り制度"の適用を受けた電力のこと。セット割引ではありませんが、こうした自然エネルギーに切り替えることで今よりも電気料金が安くなるケースもあり、あわせて確認しておきたい電気プランの一つです。

◎ ミツウロコGE(Mitsuuroko Green Energy)
対象の地域・・・東北、東京、中部、関西、中国、九州電力のエリア

◎ FITでんきプラン(Softbank)
対象の地域・・・北海道電力、東京電力、関西電力のエリア

◎ おうちプラン(LOOOPでんき)
対象の地域・・・東京電力、中部電力、関西電力のエリア

◎ じぶん電力(日本エコシステム)
対象の地域・・・東北、東京、中部、関西、中国、四国、九州電力のエリア

■ まずはシミュレーションで比較

セット割引や再生エネルギーなど様々な電気プランがありますが、いずれにしても電力自由化のメリットは今よりも電気料金が安くなること。ほとんどの電力会社がホームページにシミュレーションを用意しているので、「本当に電気料金が安くなるのか」を比較したうえで特徴や割引、特典などを確認したいですね。2016年4月にスタートしたということもあり、まだ意外と知らない人も多い電力の自由化。ぜひ、この機会に一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

(image by amanaimages)
(著&編集:nanapi編集部)