日本と中国では政治や社会の体制が大きく異なり、抱えている社会問題もそれぞれ違う。そんな中で両国に共通する深刻な問題がある。それは、高齢化社会の到来だ。高齢者の割合が増える中で、いかにして彼らに元気でいてもらうかが、国全体の将来を左右する大きなテーマとなっているのである。(イメージ写真提供:(C)Rafael Ben−Ari/123RF)

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 日本と中国では政治や社会の体制が大きく異なり、抱えている社会問題もそれぞれ違う。そんな中で両国に共通する深刻な問題がある。それは、高齢化社会の到来だ。高齢者の割合が増える中で、いかにして彼らに元気でいてもらうかが、国全体の将来を左右する大きなテーマとなっているのである。

 中国メディア・生命時報は23日、日本の高齢女性が生き生きとした老後生活を過ごしているとする記事を掲載した。記事は、厚生労働省が7月に発表した2015年現在の日本女性の平均寿命が87.05歳と過去最高を記録したことを紹介。また、総務省の統計では同9月現在で日本の65歳以上の女性人口が1921万人と男性よりも459万人多かったことを伝えた。

 そのうえで、今の日本では「お金を持った有閑マダム」が消費層の絶対的エースになっており、日本の「黄金時代」を過ごしてきた女性たちが良質なものを追求することをよしとし、そのためには惜しむことなくお金を使うと説明。おしゃれで質が良く、スタイルに合った服や靴を喜んで買い、「値段が高いからといって美への追求を諦めることはない」としている。

 また、美への追求意識は化粧や肌のケアにも現れており、日本の年配女性たちは「野菜を買いに行くだけであっても、化粧をして身なりを整えることが『必須科目』となっている」と紹介。「彼女たちにとって美は必要なものであり、年齢は関係ないのだ」と論じた。

 さらに、長らく家庭生活に追われていた女性たちは、老後に時間ができると仲間どうしで日帰りのバスツアーに出かけることを好むと紹介。また、精神的な充足を求めて各種講座や趣味の集い、ボランティア活動にも積極的に参加するとし、「日本の高齢女性の、豊富で多彩な晩年生活が見て取れる」と伝えている。

 記事が示したような生活をする元気な高齢者が増えれば、社会は今以上に活気づくことだろう。家の中に閉じこもってしまっては、経済活動においても、社会活動においても、そして個人の健康、社会の衛生体制にとってもメリットは少ない。それは中国でも同じことである。毎朝公園で「広場ダンス」をするおばちゃん、おばあちゃんがたくさんいる社会は、やはり活気があるのだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)Rafael Ben-Ari/123RF)