“寿命の切れた下着”は老化の原因に…! 知っておきたいデメリット
女性にとって下着はおしゃれの1つでもありますよね。あなたはどんなサイクルで買い替えをしていますか。
実は下着にも寿命があるのです。
それを知らないで、まだ使えるからといって昔のものをずっとつけていると、思わぬデメリットが。
“まだ大丈夫”と思って使っていれば、気付かぬうちに、あなたの下着はほとんど寿命切れに!
今回は、そんな下着の寿命と扱い方についてご紹介いたします。
下着の寿命ってどれくらい?
下着は毎日つけるものなので、同じ物をずっとローテーションしていたり、ついお気に入りのものを捨てられずにずっと使っていたりしませんか。
1年前に買った下着はまだ新しい方?それではダメなのです!
実はブラジャーの寿命は“1年”ほど。
これは、3日に1回着用したことを想定していますが、そうなると100回前後の使用で寿命がくるのです。
そしてショーツ。ショーツはブラジャーよりも劣化が早く、寿命は約70日。
下着を上下セットで着用する場合はブラジャーを購入する時にショーツを2枚買うと、ブラジャーとショーツの寿命が揃うようになります。
下着を捨てる見極めポイント
下着の役割が落ちたら、捨てる時期となります。
では、その時期の見分け方はどこを確認すれば良いのでしょうか。
ブラジャーを捨てる見極めポイント
ブラジャーの機能は胸を支えること。この機能ができないものはブラジャーとしての役割ができないので、寿命となり捨てるのがいいですね。
その見極めポイントは、6つ。ひとつでも当てはまれば買い替え時なのです。
■1)ワイヤーが変形している
ワイヤーは、胸を支えるサポート力をUPし、キレイな胸を作る役割をしています。そのワイヤーが食い込んだり、当たったり、ずれてしまったりすると、胃やみぞおちあたりを圧迫することもあります。
ワイヤーが変形してきたら捨てましょう。
■2)サイドの生地(メッシュやゴム)が伸びている
サイドのベルト部分は、トップスに響かないよう布が薄めのものが多くあります。また、装着する際に伸びる場所でもあるので、劣化しやすい箇所。
生地が薄くなってきたり、穴があいてしまったりすることもあるので、洗濯のときにチェックして、劣化があれば捨てましょう。
■3)アンダー部分が伸びたり、薄くなったりしている
アンダーはブラジャー全体を支えるサポート部分。そのアンダー部分が劣化するとブラジャーの役割が低下してしまいます。
アンダー部分が劣化したら、捨てましょう。
■4)カップがしわになりへこんでいる
カップは胸を支え、キレイな形を守るもの。その部分がしわしわになっていたり、へこんだり、新品のような生地のハリがなくなってきたら捨てましょう。
■5)体にフィットしなくてなんだか気持ち悪い
体にフィットしていないというのは、ブラジャーか、自分の体が変わったから。合わないブラジャーをしていれば、胸の形はどんどんと悪くなってしまいます。
また、体は年々変化します。また、メーカーによっても若干フィット感が異なります。購入するたびにお店で計測してもらって買うようにして、常に体に合ったものを身につけるようにしましょう。
■6)調節してもストラップがずれてくる
調整してもストラップがずれてきたり、落ちてきてしまったりするのは、ゴムがゆるんでいるため。ストラップがゆるむと、胸を支えることもできなくなってしまうので、ストラップが頻繁にずれるようであれば、捨てましょう。
生理前に胸がはったり、加齢によって胸の形が変わったりと自分で思っている以上にサイズが変動します。
胸の形や大きさは変化しているのに昔買ったサイズの合わないブラジャーを着用していると、老化促進や血行不良など身体に悪影響を与えたり、さらに胸の形を歪ませてしまったりしてしまいますので、寿命がきた下着は新調しましょうね。
ショーツを捨てる見極めポイント
ショーツの役割は汚れや汗を吸い取ること。この機能ができないものはショーツとしての役割ができないので、寿命となり捨てるのがいいですね。
■1)ゴムが伸びている
下着は伸縮性があるものがほとんどですが、履くたび、動くたびに引っ張られるので、伸縮性が落ちやすくなります。ウエスト周りや股周りのゴムが伸びることで体にフィットしにくくなります。
■2)生地が薄くなっている
股下は生地が薄くなりやすい場所。生地が薄くなると汚れや汗が吸収されず、ただでさえデリケートな股下が、下着の劣化によってさらにかぶれることになります。
生地が薄くなってきたら捨てましょう。
■3)ほつれや毛玉ができている
ほつれや毛玉ができているのは、その部分の生地が薄くなっていることでもあります。また、その毛玉やほつれが肌に当たり、肌荒れになることも。
ほつれや毛玉は寿命の合図でもあるので、捨てましょう。
きちんと洗えていない下着のデメリット
いくら新調したとしても、きちんと洗えていないと生地の傷みも早く、下着の機能としても劣化し寿命は短くなります。
さらに、デリケートな体への刺激となり、肌荒れの原因にも。
特にショーツを不潔にしていると、吸湿性も悪く、デリケートゾーンから細菌が入り、感染症になることさえあります。毎日装着するもの、さらに肌に直接触れるものだからこそ、キレイに保ちたいですね。
脱いで洗濯機へ“ポイッ”はダメ!下着の正しい洗い方
では、どのように洗えば良いのでしょうか。
下着はとてもデリケートなものなので、他の洋服と違い、脱いだものをそのまま洗濯すれば、寿命も短くなってしまいます。
ブラジャーの場合は、まずホックを留めて、洗濯ネットか専用ネットに入れます。
ネットに入れないと、ホックが他の洗濯物をひっかけて大切な洋服を傷めてしまうこともありますので、必ずネットに入れるようにしましょう。
洗濯もできるだけソフト洗いにすることで、カップの崩れを予防できます。
干す際は、カップの部分の形を整えてから干します。
そして、洗濯バサミの場所もストラップに負担がかからないよう、アンダーバストの前の部分を留めて劣化を防ぎましょう。
ショーツは、デリケートゾーンのおりものや経血などの汚れがある場合はつけおきしてから洗濯機へ。干す際はウエスト部分やマチの部分を洗濯バサミで、ゴムが伸びきらないように、適度に伸ばして干します。
ブラジャーもショーツも直射日光で干すのはNG。色あせ、糸の劣化を早くしてしまいますので、陰干しにしましょう。
タンスへしまう際もブラジャーはカップがつぶれないようにして収納するようにしましょうね。
いかがでしたか。意外と知られていない下着の寿命。一度タンスの中の下着を1枚ずつチェックして古いものを処分してみてはいかがでしょうか。新しい下着にしてみると不思議と気分も良くなりますよ。