黒だったのが純白に!死海に沈め塩の結晶をまとったドレスが美しすぎる

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イスラエル出身のアーティストSigalit Landauさんは、死海に特別な思いを抱いている。

The New York Times Style Magazineが伝えるところによると、同国とヨルダンの境にある死海を、子どもの頃家族でよく訪れたそうだ。

死海とのコラボ作品が完成

そんな彼女の最新アートは、死海とのコラボ作品ともいえ、その名も「Salt Bride(塩の花嫁)」という。

2014年、Sigalitさんは黒いドレスを死海の水の中に沈めた。

数か月でドレスに変化が

すると、次第にドレスは死海の塩をまとい始め、時が経つにつれ黒かったドレスが、白く変化していった。

3か月ごとに複数回、ドレスの状態を確認したところ、死海に含まれる塩分により黒から白へと、色が顕著に変化していったという。

最終的に純白のドレスに

最終的にドレスを引き上げると、たっぷりと塩の結晶をまとった純白のドレスに。

まさに「塩の花嫁」の名にふさわしい仕上がりである。

Sigalitさんが作品のヒントを得たのは、ベラルーシ出身の劇作家シュロイメ・アンスキーが書いた『ディブック』という戯曲だ。

戯曲には、亡くなった恋人に憑りつかれた悲劇的な女性が登場するのだが、今回使用しているドレスは、1916年に上演された際に女優が着用していたドレスの複製品である。

変化の様子を展示中

尚、ドレスを死海に沈めてから、徐々に変化していく様子を記録した写真が、現在ロンドンのアートギャラリー「Marlborough Contemporary」で展示されている。

アーティスト自身、「ミルクのように、また雪のように美しい」と評する真っ白な塩をまとったドレス。

自然の力だけで変わり行く様を、ぜひじっくり鑑賞してみたいものである。