ムシムシしてうっとうしい気候の今日この頃、スカッと旨い「麻婆豆腐」に注目!

ただ辛いだけじゃなく、あと引く旨みがやめられないウマ辛麻婆豆腐を一挙にご紹介しよう!



中華の鉄人・陳建一が生み出した味
『赤坂四川飯店』の「陳麻婆豆腐」

「陳麻婆豆腐」好きなら、まずはこの店に足を運ばなければ話が始まらない。

日本における「麻婆豆腐」はここ『四川飯店』から始まったと言っても過言ではないのだ。

まだ山椒も手に入りづらかった昭和30年代から、その歴史はスタートした。日本で入手しやすい食材を使った故・建民氏版麻婆豆腐はしっかりと家庭に普及した。

そこから、息子の建一氏版のツ痛稠牝ι纜イ蓮∨竝紊領礁をはっきりと示し、現在の麻婆豆腐人気を形作った。いまでは本場四川よりも日本の方が麻婆豆腐の人気が高いという。

ここのツ痛稠牝ι纜イ蓮∨稠牝ι綛イなら基本中の基本。辛さと痺れと旨味が、強烈なバランスで拮抗している絶品メニュー、一度は足を運んでほしい!




四川麻婆豆腐。この刺激的な味、やはりご飯が欲しくなる
四川山椒のさわやかな香りと痺れる辛さ!
『四川料理 蜀郷香』の「四川麻婆豆腐」

麻婆豆腐好きと話していて、この店を知ってたら「通だね!」といわれるに違いない。

四谷三丁目にたたずむ『蜀郷香』の麻婆豆腐は、四川料理の真髄となる熱を持った辛さと、華やかな香りが特徴だ。

四川山椒の痺れる辛さ、麻(マー)と唐辛子の熱のある辛み、辣(ラー)の後、押し寄せる旨味が渾然一体に。

ごはんに合わせて、無限ループの旨辛を味わってほしい。

また、麻婆豆腐にとどまらず、四川料理の奥深さを感じさせてくれる。マニアなら、押さえておきたい名店だ。




「虎萬元のマーボ豆腐」
芸能人にも多数のファンが!『虎萬元 南青山』

南青山に、芸能人が大汗をかきながら虜になっている麻婆豆腐があるという。

その名も『虎萬元 南青山』。店内はアンティークに囲まれ、中国の名家邸宅の一室のようなシックで落ち着いた空間だ。

ここで味わいたいのはビリビリに痺れが止まらない、その名も「虎萬元のマーボ豆腐」!グツグツとに煮えたぎったままテーブルに運ばれるその悶絶ウマ辛メニュー、一度は味わってほしい。



一口食べてすぐ、白米がほしくなる辛さ!

シックな店内はお忍びデートにもピッタリ

地獄級にあふれだす麻婆豆腐とは!?



正宗麻婆豆腐〜豆板醤・豆鼓醤・四川山椒の香り〜
『月世界』名物の麻婆豆腐は、正統派の赤と、発酵醤の黄色の2種類!

渋谷『月世界』の名物の麻婆豆腐は、赤と黄色の2種類ある。どちらも辛い辣油を調整した辛さ増しリクエストができる。

赤は、本場四川の正統派麻婆豆腐「正宗麻婆豆腐」。麻辣油、四川山椒と生姜の芳醇な香りが鼻を刺激する。開口一番、まず辛い!

しかし単に辛いだけではなく、自家製醤の豊かなコクも味わえる。

木綿豆腐や挽肉の味付けに加えた、発酵唐辛子を使った豆板醤と四川省永川市産の豆鼓を時間をかけて仕込んだ豆鼓醤。これがプロの匙加減で旨辛に作りあげられている。



黄辣醤豆腐〜黄色い激辛マーボー豆腐〜

黄色い方は、「黄辣醤豆腐」。木綿豆腐を食べる素朴なスープみたいなビジュアルとは裏腹、食べたらしっかり辛いではないか!黄色い唐辛子を発酵させた黄辣醤。

鶏と豚挽肉の自家製清湯スープがベースで、具としてあえて挽肉を入れてないから、澄んだスープに黄辣醤が際立つ。豆腐を欲する辛味と旨味のバランスに感動を覚える。ここでしか味わえない逸品だ。




麻婆豆腐 大 ※単品のみの注文不可
自分を追い込みたい日はここ!歴史を感じる麻婆豆腐の名店『東坡』

裏原宿にひっそりと佇む老舗中華店『東坡』。中国・大連出身の店主、諏訪漢宙氏が35年前に来日してこの店はスタートした。

いまでは激辛好きなら知らないものはいない麻婆豆腐の有名店として、人気を博している。

お腹が驚かないよう前菜を楽しんだ後に、インパクトが強すぎる「麻婆豆腐」が登場!器に並々と注がれ、表面張力の凄さを感じる。

提供は早いが、実は仕込みで豚挽肉と豆腐、調味料を加えて45分間も煮込んでいる。化学調味料や片栗粉すら入れず、旨味を丁寧に引き出している。



それにしても何なのだ、この赤さは。聞けば、豆板醤だけでなく輪切りの唐辛子と大量の一味唐辛子を入れている。厨房で上がる炎、刺激的な唐辛子とむせる花椒に葛藤する店主を見ていると、なぜそこまでやるのかと心配になる。

辛さ増しを求める客の要望に応えて、ここまで辛いものを作りあげるようになったのだ。その経緯を知って食べると、麻辣の辛さにヒーヒーしながら、じーんとくる。何としても器を綺麗に平らげて帰りたい!


激辛ラバーたちの胃袋をつかんでやまない赤坂最強の麻婆豆腐!



本場四川麻婆豆腐(ディナー単品)
旨辛ファン多し!神楽坂『芝蘭』

東京都内には、グルメなら押さえておかなければならない麻婆豆腐の基本の名店がいくつかある。今回ご紹介する四川料理の『芝蘭』はそんな店の一つだ。

一番人気は「本場四川麻婆豆腐」!ランチ(ご飯、漬物、デザート食べ放題込みで1,230円)では、100人中50人は頼む程売れ筋の商品だ。

真っ赤なオイルに浮かぶ麻婆豆腐!常連客はその辛さに熱をあげるようだ。

辛さの決め手は、豆板醤だ!鷹の爪の粉末と一緒にゆっくり炒め、豆らしさと辛味をじわじわ引き立たせている。

実に辛い!砂糖はほとんど使っていないから、辛さがダイレクトにくる。山椒の痺れる“麻(マー)”と、唐辛子の辛味で刺激する“辣(ラー)”そして豆のコク、このバランスが良い。

絹のような舌触りの木綿豆腐に心が救われながら、はまってゆく。




〜炎麻式麻婆〜 麻婆豆腐 8辛
『炎麻堂』激辛料理の激戦区・赤坂でも最強クラスの麻婆豆腐!

『炎麻堂』は四川料理をベースとした確かな味と豊富なメニューで人気を博している。2003年に本店を創業してから、激辛ラバーたちの胃袋をつかみ、2015年11月、同じ赤坂に拡張移転しリニューアルオープンした。

移転先は、赤坂Biz向かいの一ツ木通り沿い。地下にありながら、オープンキッチンを導入し、カウンター席含め40席収容可能な広さだ。

必食すべき看板メニューは、 “麻婆豆腐”!最大の特徴は、オリジナルの麻婆醬にある。

四川の最高級なピーシェン豆板醤、山東や江浙のブレンドした山椒、国産の鷹の爪と四川の朝天唐辛子を使った自家製の辣油。それに甜麺醤や豆鼓醬など約10数種類の調味料を調合して完成させている。



自家製辣油
あくまで美味しく食べられる範囲は推奨だが、辛さはMAXで8辛!

辛さは5段階。甘辛・標準・辛口・大辛・激辛から選べる。大辛までは、800円。激辛超えは、1辛増すごとにプラス100円追加料金がかかる。

この店の料理コンセプトは、「一般的に美味しく食べられる範囲の中での辛くて香ばしい料理」であり、辛さに挑戦する激辛料理専門店ではない。

ただし5辛でも平気で、もっと辛さがほしい方には、料理人が味見して激辛だけどおいしいと思えるレベルの限界“裏メニュー8辛”がおススメ!



辛さレベルは選べるのでご安心を

熱々に温めておいた小鍋に、別の中華鍋で炒めた麻婆豆腐をすぐ加えるので、ぐつぐつの状態がしばらく続く。マグマが煮えたぎる地獄絵図のような激辛麻婆豆腐を見ていると、まるで一人で肝試しをしに来た気分だ。

ミックスした唐辛子の個性豊かな香りと鼻に抜ける爽やかな山椒の香りを感じた後、一口味わっただけでも、舌がヒリヒリと熱くなる。火力や麻辣使いそして地獄レベルの辛さ、これぞ炎麻式の激辛麻婆豆腐だ。

そこで目にした華奢な豆腐達が舞う姿は、辛さの地獄の中に天使が手を差し伸べているかのよう。パンチのある麻辣に豆腐の優しい甘味、このギャップに自ずとはまってゆく。


ぐつぐつとした石鍋で煮える音がたまらない!「激辛グルメ祭り」1位の味とは!?



石鍋麻婆豆腐
『シーメンハン』の香り豊かなウマ辛麻婆豆腐

唐辛子マークのレベル3で、人気の1、2を争うメニューは、こちらの「激辛麻婆豆腐」!石鍋で煮える音、食欲をかき立てる香り。隣の客も真似して頼むであろう程の抜群の影響力だ。

熱い温度を保っている激辛の餡にコーティングされた豆腐達。豆腐が喉元過ぎても熱さと辛さを忘れられない。

追加注文したご飯に助けられ、また同じ経験を繰り返す。そんな懲りない自分をふと笑いつつ、口福に浸ろう。




頂天石焼麻婆豆腐 激辛
「激辛グルメ祭り」2年連続売り上げ1位の味!『路地裏本格中華 陳家私菜 渋谷店』

“激辛だけど超うまい!”を掲げる激辛グルメの祭典「激辛グルメ祭り」で、2年連続売り上げ1位を獲得している人気中華料理店がこちら。

渋谷Y字交差点があるマルイシティ渋谷付近から代々木公園に通じる渋谷公園通り。ゆるやかな坂道を何往復もしてファッションにアンテナを張るのも良いが、食なら『路地裏本格中華 陳家私菜 渋谷店』をおさえておこう。



豆腐にまでこだわった頂天石焼麻婆豆腐 激辛

一押しメニューは、頂点を目指す熱い想いで作られた「頂天石焼麻婆豆腐」。2000年に1号店『湧の台所』を赤坂で開業し、『陳家私菜』グループは、「石焼麻婆豆腐」の発祥の地である。

熱々の温度と音を楽しめるよう石焼鍋に麻婆豆腐を入れるスタイル。商標登録までされている程、ぐつぐつとした麻婆豆腐の草分け的存在なのだ。

辛さは、普通・辛い・激辛から同一料金で選べる。香辛料は、オーナー自ら2か月に1度現地へ買い付けに行き、吟味したものを使用。

なんと、この1つの商品に22種類以上も香辛料が使われている。辛さの中に上質な香りや甘さがあるものを使い分けている。激辛を注文しても、唐辛子の痛い辛さがなく四川山椒の痺れも強すぎない。

何より麻婆豆腐の醍醐味である豆腐が旨い!その秘訣は、日光の名水で作られた豆腐を1丁まるごと鶏ガラスープで2、3時間じっくり煮込んでいるところにある。素材にこだわり並々ならぬ手間を惜しまず、「これぞ麻婆豆腐だ!」とこの場を借りて豪語したい。




山椒とオリジナルブレンドの特製豆板醤が決め手の麻婆豆腐
四川直送の食材で本場の辛旨を再現
『ホイ』

オーナーシェフが中国のものよりも美味しいと絶賛する日本の豆腐を引き立てるために、にんにくや生姜を使わない。時付けが四川直送の黒豆(豆鼓)とオリジナル豆板醤・挽肉を炒め中国溜り醤油。たっぷりの山椒が、辛さに奥深さを加える。

種類が豊富なランチは混雑必至!中華好きでなくとも毎日通いたくなるリーズナブルな価格と居心地の良い雰囲気も魅力だ。

夜は仲間と大皿を取り分けあうのもよし、昼はピリリと辛い麻婆豆腐でお腹を満たすもよし。気分とタイミングによって使い分けることのできる貴重な中華レストランのひとつだ。